なぜ上手く聞けなくても上手くいくのか?

おはようございます!野川です。

最近は、聞く技術について書いていないような気がして、

若干申し訳ない気持ちです。(-_-;)
聞く技術って最近難しいなって思います。

それは技術が難しいんじゃなくて、

聞く態度や在り方も大切だからです。
技術だけでもダメ。

在り方だけでもダメ。
この両輪がそろって初めてうまくバランスをとれた

聞き方ができる。
だから、技術だけじゃやっぱり難しいなって、

そう思うこの頃なのでした。
さてさて、今日は聞く在り方についてです。

なぜ上手く聞けなくても上手くいくのか?

僕らは上手く聞こうとする。

でも、どうやら上手く聞かなくてもうまくいくことがあるようだ。
それは、僕たちは上手く聞いてもらえなくても、

あることを敏感に感じとるからだ。
それは相手の状態だ。
気持ちといってもいいかもしれない。
僕たちは聞く人が上手いとか、

どんな技術とかを持っているとか、

そんなことは実は関係なく、

ただ聞いてもらってほっとしたり、

安心したりする瞬間を求めている時がある。
そんな時に大切なことは、

技術ではなく、その人の状態。

つまり、気持であり、在り方なのだ。
不思議なことに、その気持ちであり、

在り方は相手に伝わるのだ。
理由はわからないけど、

目には見えないけど、

互いに影響し合って生きている僕らは、

互いに何かを感じて生きている。
その「何か」を僕らは聞き手から「感じる」のだ。
だから、

上手く聞けなくって、

技術がないって、

そう思った時は、

このことだけは忘れないでほしい。
僕たちが聞いている状態は相手に伝わる。

だから、思いを込め続ければ、

あなたがきっと大丈夫って思って聞いていれば、

あなたが優しさをもって聞いていれば、

相手があなたに話を聞いてもらって、

気が楽になったと感じる瞬間は、

その可能性は常に残っているんだっていうこと。
このことだけは忘れないで欲しい。
そう、上手く聞けなくったって、

相手がほっとすることや、

気が楽になることは十分にあるのだ。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。