最近は、スーパーバイズの先生を以前の方とは違う方に

お願いをしています。

背景も全然違うので、毎回新鮮であります。

その中で印象的な言葉がありました。

「多くの人は、現在から過去を聞いていくが、

それは聞く方向性が逆で、

人は本来よりよい未来に向かっているのだから、

そういった方向性で話を聞いた方が上手くいく。」

という言葉です。

言われてみれば確かに。

なのですが、

僕にはちょっと新鮮でした。

何があったのかを聞く為に過去を聞くことがありますが、

そうすると固定化された印象がどうしてもあって、

変化を見ることが出来ないでいました。

そんな中で出た言葉が先程の言葉でした。

そして、こんなことも言ってくれました。

「過去に何があったかを聞くのも大切ですが、

出来事の流れを聞くんです。

その出来事にも時間の流れがあります。

そういったことがあって、

本人は、周りの人は、結果はどうなっていったのか?

そこにも、流れがあるんですよ。

そこを見ていくんです。その流れがシステムです。」

ほえ~と話を聞きながら、

やはり固定化して物事を見ていたなと、

自分の見方を反省しました。

よくカウンセリングで聞く、

どういう経緯でそうなったのか?

も流れを思えば聞いています。

キッカケを聞くのも、

それを引き金に、

どう物語が展開していったのか?

という流れをやはり聞いています。

物事は常に変わっている。

それが自然だって、

きっとこの考えがしっかりと根付くころには、

成長しているんだろうなとそんなことを漠然と思ったのでした。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。