「僕たちはシステムじゃなくて生き物だから、

だからいっつも変わっているんですよね。

 

その小さなことにアンテナを立てて、

その変化を見つけたり、

ひっかりかりを作りましょう。

 

そして、そこに言葉を掛けていきましょう。

まずは、そこからしてみてはどうでしょうか?」

 

 

そんな言葉を先日、先生から掛けてもらいました。

 

人は変わっている。

変わるもんなんですよね。

 

ってあっけらかんと語るその表情は、

心からそれがさも当たり前と思っている様子が見て取れました。

 

ここが一つ肝であり、

僕との違いなんだなと感じました。

 

僕は頭ではこの言葉を理解していても、

腑に落ちてはいなかったのです。

 

こういうスタンスを身に付けるまでには、

経験がどうしても必要ですが、

目の前の小さな変化やちょっとのひっかかりを作ることで、

そこに行けそうな気が今はしています。

 

特にこの”小さなひっかかり”という言葉は、

僕の中でお気に入りです。

 

小さなひっかかり=”ん?”と思うポイントです。

 

不思議に、疑問に思う所を相手の話から見つけるということです。

なんでそんな選択をしたんだろう?

なんでそう思ったんだろう?

なんでそういう行動をしたんだろう?

 

共感的に、そうだよね。

当然そういう気持ちになるよね。

 

ではなくて、

素朴な疑問を持って聞く。

 

当たり前に聞かないということではあるんですが、

この”当たり前”と思って聞かないという言葉は、

ちょっと厳しいニュアンスがあるのと、

そうしなくちゃいけないという感じが出るので、

それよりも”素朴な疑問を持って”

”不思議なだな”って、

そんな思いを巡らせながら聞いていくと、

相手の悩みからも距離をとって聞けるし、

ニュートラルに捉えられそうだなって、

そんなことを感じたのでした。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。