何がクライアントの役に立っているのか?

というのは、案外わからないものだと感じることが最近多いです。

 

話を聞いていて、特定の技法が上手くいったとか、

この言葉がけが上手くいったとか、

クライアントの見方がこう変わったとか、

そういう明確なものがあればわかりやすいのですが、

そういったものが無くても、

クライアントが自然と、

そして勝手に自ら変わっていくことがあります。

 

理由は分りません。

 

ある程度理由付けをすることが出来る時はありますが、

何が役に立つのかというのは、

本当にわからないものだなと感じます。

 

だから最近思うのは、

腐らずに、

懸命に耳を傾け続けること。

日々、自分で精進すること。

目の前の”人”をいつでも見ようとすること。

 

そういった努力が、

きっとどこかで思わぬ形で実を結ぶんだと、

そう思います。

 

勿論、人というものは自分の努力でどうこうなるものではありません。

でも、

それでも、

ひたむきに続けていくこと、

ひたむきに目の前の人と対峙していくことは、

きっと何か意味があるのだと、

きっとそこには何かの意味が生まれるのだと僕は思います。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。