『外在化のテクニック。』

外在化とは、心の問題を外側から捉えられるように(客観視)することで、

問題への対処可能性を上げたり、外側にあるものとして対処することで、

解決しようとする取り組みのことです。

 

例えば、次のように問題に名前を付けたりすることも外在化です。

子供「お腹いたいの…。」

母「チクチクさんがいるのね。」

子供「そう、チクチクさんがいるの。」

母「チクチクさんは、ずっとそこにいるの?」

子供「ううん、さっきから来たの。」

母「じゃ~チクチクさんが、またどこか行くまで待っていようね。」

といように、お腹の痛みをチクチクさんとして擬人化したわけです。

 

他にも、自分の胸の痛みや苦しみに、

イメージ療法のように形や色などや重さなどの視覚や体感覚情報を付加することで、

外在化するという手法もあります。

 

また、「ついつい不安になっちゃうんだ。」という方に対して、

「不安にさせちゃうやつがいるんだね。」というのも外在化です。

心の問題を絵に描いてみるというのも外在化ですね。

 

外在化は、このように問題を自分の外側へと客観視することによって、

自分から切り離して心理的な問題へと対処する取り組みです。

 

 

人は、自分の心の問題に対して圧倒されてしまうときもありますし、

過度に自分を責めてしまったり、傷つけてしまう時があります。

 

そんな時、僕たちは自分ではそういった心の問題を手に負えないと感じて、

その問題に圧倒されてしまうことがありますから、

外在化をすることで、その人自身からその問題を切り離す援助をすることがあるのです。

 

もちろん、外在化をした後の展開が何より大切ですが、

切り離すことで自分のせいではなくて、その外在化した対象が問題となる為、

少し楽になったり、必要以上に自分を責めてたり、苦しんだりしなくなることがあります。

また、自分全部が悲しいんじゃなくて、苦しいんじゃなくて、

悲しんだり苦しんでいるのは、その一部分であるという認識も芽生えるため、

問題がそれだけで小さくなることも起こりえるのです。

 

僕たちは必要以上に悲しんだり苦しむ必要はありませんから、

そんな援助の仕方も大切なのではないかなって思います。

・横浜実践心理学教室 講師 ・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー

元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行ってる。 目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってほしい。ただ、理想への道のりは長い!

お読み頂きありがとうございました。
心を込めて丁寧に聞く力を育む方法をお届けしています。
また、ちょっと落ち込気味な心に効くコラムもお届けしています。

・新着情報や新しい講義情報をいち早くお届け!
・メルマガだけの記事が沢山あります。
・メルマガ読者様にしか流さないお得情報も配信!

是非ご登録下さいね!
メールマガジン メルマガスマホ