伝える。

自分の言葉を相手に言葉を伝える際に、

自分の状態を変えて相手に言葉を伝えるということは、

案外に大切です。

 

ただ、僕は自身ペーシングといって、

相手の非言語に合わせてコミュニケーションを取ることが多く、

声のトーンなども相手に何となく寄せていることが多く、

正直な所あまり状態を変えて言葉を伝えていませんでした。

 

その為、ペーシングを保ったまま相手のペースに合わせて、

伝えるということをしていたのです。

 

しかし、相手に肯定的なメッセージを伝える時は、

ペーシングを敢えてせずに、

クライアントより元気な状態でメッセージを伝えることが時には大切だと、

今さらながら再度学びました。

 

ずっとペーシングをしていると、

相手と同じような雰囲気のままメッセージを伝えますから、

自分のメッセージがぼやけてしまうことがあったり、

相手が落ち込んでいる状態になっていますから、

そのような声のトーンで伝えると、

肯定的なメッセージが伝わりづらいということがあるのです。

 

勿論、これはどのメッセージを発する時も共通で、

相手に合わせるタイミングと、

自分が何かを伝える際は、

相手に合わせるのではなく、

こちらがの状態を変えて、

その状態に引っ張る、

そしてより伝えやすく工夫する。

 

といったこともコミュニケーションにおいては、

大切になってきますので、

自分が伝えたいメッセージを発する時は、

今日の記事を心にとめておいて頂けますと嬉しいです。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。