「変化を認めることに失敗することが、変化を妨げるのである。」

ポール・L・ワクテル

これは様々なことに当てはまる金言だと最近感じます。

クライアントに対しては勿論のこと、自分に対しても言えます。

 

自分が変わっていないことに目を向けて、

変わっている点に目を向けることが出来なかったりする時、

僕たちは、自分の変化を認めることができず、

結果的に変化をすることがなかなか出来ない。

 

僕たちは日々あらゆる面で変化しているけれど、

それを認めることに失敗する時、

変化が難しくなってしまう。

 

誰かの悩みを聞いたり、

誰かのサポートをする時、

相手の問題点ばかりに目がいくと援助は上手くいかず、

「変わらないな…。」なんて相手を捉えてると、

結局相手が変わっている点に目が行かず、

それが結果的に相手にも影響を与えることがある。

 

援助側が変化を認めることを失敗すると、

援助される側も変化を認めることに失敗してしまう。

 

そんなこともあるように思う。

 

変化をしていることを認めることが、

変化を促進するのだ。

 

変化をしていることを受け入れていくことが、

変化を促していくのだ。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。