『なぜ声を変えると言葉が伝わりやすいのか?』

悩み相談の場面では、

声色を変えるというのは、案外に重要です。

 

言葉というのは、

何を言うのかよりも、

どのように言うかが大切だからです。
(※勿論誰が言うかも大切です。)

 

声色を変えることによって、

相手に対してあなたの言葉が届きやすくなります。

 

これは、悩み相談でもそうですし、

プレゼンの場面でも有効です。

 

例えば、

声をお腹から出すと、

・相手に決意や思いが伝わりやすい。

・相手に対する力づけになりやすい。

・重要なメッセージとして伝わりやすい。

等の効果があります。

 

何故かというとお腹から声を出すと声に重みと太さが出ます。

そうすると相手に思いが届きやすいですし、

自分の本気度合いなどが届きやすくなり、

重要なメッセージとして相手に伝わりやすいからです。

 

声を胸のあたりから出すイメージで声を出すと、

・柔らかい印象が相手に伝わりやすい。

・包まれているように感じる声になりやすく相手が安心する。

・愛情や思いやり等が伝わりやすい。

等の効果があります。

 

胸とは、心臓がある場所です。

心を込めてと相手に伝える時、

よく人は手を胸にあてたり、

心に響いた?と相手から聞かれた時に、

相手が心臓を指さしたりしますよね。

 

このように心臓がある胸には、

心があるといったように人はイメージしやすいのです。

ですから、胸のあたりから声を出してというと、

心をイメージして伝える方が多いですから、

それが柔らかさや愛情や思いやりとして伝わりやすいのです。

 

その為、相手を思いやる時や労わる時などは、

胸から声を出すイメージで発すると有効です。

 

また、腹式呼吸ではなく、

胸式呼吸で喉のあたりから声を出すイメージで、

声を出すと相手に届く声が軽くなります。

 

すると、それを相手は気軽な印象として受け取ります。

ですから気軽さを出したい時などは、

この声の出し方は有効ですし、

声が軽いため押し付けがましくない印象になります。

 

このようにあなたが、どのようなメッセージを相手に届けたいかによって、

声を出す位置を変えて声色を変えてみると、

より相手にあなたのメッセージが届けやすくなります。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。