自分を良く知る為に「分ける」ことが大切。

「分ける」というコミュニケーションは役立ちます。

これは以前の記事で書きましたが、

今回は別の切り口で書いていきます。

 

以前は、どちらかというと相手に対して分ける

ということを説明してきましたよね。

 

例えば

「そいういった優しさは、友人関係や家族との関係でとても役立ちます。一方で、相談の場面ではその優しさを抑えて、優しさの中の厳しさも表現できるようになると良いですね。」

といったように、カウンセリング中に優しさを強く出す方に対しては、

こういった優しさが役立つ場面を切り分けたり、

「今の発言は、タイミングがばっちりですから、それに表現方法を工夫できるとさらに良いですね。」

といったように、一つの「発言」の中で出来ていることと、出来てないことを切り分けたり。

こういった分けて相手の発言や特性を捉えられるようになると、

何が出来ていて、それがどのよな場面で役立って、

どのような工夫が必要なのかが相手も自分もより分かってきます。

以前はこのようなお話をしましたが、今回の対象は相手ではなく自分です。

自分を良く知る為に分ける。

自分を見る、捉えるのはなかなか難しいですが、

自分を見つめる上ではとっても大切なことです。

 

それは、僕たちは悩んでいるといろんなことがごっちゃになって、

よくわからなくなってしまうからです。

 

例えば、「怒りっぽくてイライラしてしまうんです。」

という方は、そもそも誰に対してイライラするの?

という問いから分ける作業をすることがおすすめです。

 

僕たちはいっつもイライラしているわけではありません。

いっつも悲しんでいるわけでも、

いっつも楽しいわけでもありません。

 

でも大抵悩むと、それがいつものように感じますし、

誰に対してもそうだと感じやすいのです。

 

だからこそ分けることが大切なのです。

 

「いつもイライラするのだろうか?」という質問で時間を分けることができます。

「イライラしない場所はないだろうか?」という質問で場所を分けることができます。

「ある特定の人に対してイライラするのだろうか?それともみんなに対してもそうなのだろか?」

という質問である特定の人に対して反応する癖があるのか、それとも全般的な反応の癖なのかを分けることができます。

「ある人の発言にイラっとするのか、片付けないなど特定の行動がイライラするのか?振る舞いがイライラするのか?」という質問でイライラする相手のポイントを分けることができます。

他にももっと細かく分けることも出来ますが、この怒りの例はこの辺りで止めておきましょう。

こうやって分けることができるようになってくると、

何かが解決するわけではありませんが、

自分という人間がより見えてきますし、

一番最初の「いつもイライラするんです。」という内容から、

自分の心の癖が明確になってきますし、

特定の場合であると気づきますから、気持も少し楽になるのです。

 

この「分ける」という考え方は、いろんなことに対して適応できます。

例えば、「話しかけることが出来ない。」といった場合は、

思いを伝える技術が足りないと感じているのか?

話し始めれば会話はある程度はずむが、盛り上がるまでや、

最初の導入の話しかける部分に自信がないのか、

それとも話しかける勇気がないのか、

はたまた、話しかけるタイミングが分からないのか

といったように分けることで、何が具体的に出来ないのかがわかり、

対処の方法もそれによって変わってきますから、

自分が何をすればいいのかが分かるようになってきます。

 

最後にもう一つだけ自分に対して分ける例を挙げていきましょう。

 

例えば「苦しい。」と心理的に感じた時に、

その苦しさも分ける事が出来ます。

 

自分の内面に丁寧に意識を傾けて、

その苦しさを感じていると、

苦しさの中には悲しみがあるかもしれませんし、

怒りもあるかもしれません。

そして自分のやりたいことではないと感じている気持ちも見つかるかもしれません。

また、もっと自分は羽ばたける。向いていることがあると希望も見つかるかもしれません。

 

僕たちの気持ちは一つではなく、

同時に沢山の気持ちが湧き上がっていますから、

その思いに気づいてあげることも大切ですし、

僕たちはついつい一つの気持ちに集中してしまい、

それが苦しみを生みますから、その苦しみも分けることが出来れば、

それだけで多少気持ちも楽になってきます。

 

このように、分けるということはとっても大切なのです。

 

また、僕たちはいろんな評価を自分に対してしますが、

それも分けてみると少しだけ、ほんの少しだけ苦しみや痛みが軽くなります。

 

僕はダメだ。

→「ダメな部分もあるんだ。」ダメな部分と自分そのものを分けてみる。

→「僕はダメだった。」過去のダメだった評価と現在と自分とこれからの自分(未来)を分けてあげる。

僕は仕事が出来ない。

→「仕事が出来ない時がある。」全部出来ない評価を分けてあげる。

僕は生きる価値がない。

→「僕は生きる価値がないと感じている。」そういう風に感じる自分と他の自分を分けてあげる。

→「僕は生きる価値がないと感じる時も、感じない時もある。」感じる場面を分けて、感じてもいいと自分を許してあげる。

僕は優しくない。

→「優しくない時もある。」場面を分けてあげる。

 

このように自分に対する評価も分けてあげると、

より生きやすくなるんじゃないかなって思います。

 

そして、自分に対してこうやって分ける事が出来るようになると、

相手に対しても同じ目線で接することが出来ますから、

目の前に出ている相手の苦しみは、その人の一部でしかなく、

その人の単なる心の癖でしかなく、

その裏には長所も沢山あると気づけるようになってきます。

 

どうぞお試しあれなのですよ。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 ・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行ってる。また、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってほしい。ただ、理想への道のりは長い!
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