沢山セミナーに出ても、残るのは一つ。

『沢山セミナーに出ても、残るのは一つ。』

参加したセミナー中に、講師の方がこんなことを

教えてくれました。
正しく覚えているわけではないですが、

それはこんなことでした。
「色んなセミナーにでて、色々なことを学びなさい。

そして、最後に残るのは、自分で経験して身につけたものだけです。

だから、いろんなセミナーにでて、色々なことを学びなさい。」
ということをそのトレーナーは教えてくれました。
矛盾ですよね。
結局セミナーに出ても、

最後に残るのは自分の経験を通して身につけたものだけ。

だから、学んでも結局自分の中で腑に落ちたものだけが残る。
多くを学んでも、頭でいろいろと学んでも、

結局、体を通して生み出された気づきや学びしか、

自分のものにならない。
一見すると当たり前ですが、

真理をついているな~と妙に納得しました。
どんな情報を提供されたとしても、

いくら学んだとしても、

自分の中で残るのは、結晶化されたものだけ、
ということです。
ちょっとおもしろいな~と思いました。
「だから結局、自分はこうだったよというアドバイスは、

その人が結晶化して掴んだだけだからうまくいかないのか。」
と気づいたのと、
「だから、セミナーでいくら学んだとしても、

多くの人が使えないんだ。」って気づいたのです。
セミナーは、「誰かが」結晶化したものだからです。
それを学ぶことは大切ですが、

身につくまでいかないのは、

「学ぶ」で止まって、

自分の体の中に入ってないからなんだなと、

結晶化されてないからなんだなと、

そんなことをふと思ったのです。

いくら学んだとしても、

自分の中で熟成され、

削られ、

輝きを増したものしか残らない。

でも、熟成させるにも、

学びを止めてしまっては、

その入り口を閉じてしまうことになるから、

結晶化も出来なくなるのだと、そう感じました。
僕らが結晶化をするヒントが

そこ(セミナーや本や人間関係、人生)にあるから、

学ぶのをやめてはいけないのだなと、

そう感じた一日でした。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。