聴いてもらうことで心が楽になる。

先日、一人のクライアントさんが卒業していきました。

その方は最後にこんな言葉を掛けてくれました。

「こんなに聴いてもらったのは初めて。」

「聴いてもらうだけで楽になるんだなって思いました。」と。

もともとその方が人より話す方でしたから、

じっくりまるっと受け止めてもらえた体験が少なかったからかもしれません。

 

とはいえ、聴く、受け止めてもらうというシンプルな行為は、

僕たちの心を軽くしてくれます。

 

僕自身も話をするだけで、肩の荷がおりたり、

苦しみがだいぶ和らいだことが何度もあります。

 

世間には、聴いてもらうだけでは意味がないと

そのように捉える方がいますが、

そんなことはないんじゃないかなって感じるのです。

 

誰かに話をする。

そして、

誰かに聴いて受け止めてもらうということは、

それまで一人で抱えてきた心の荷を下ろす事です。

 

人は、一人で抱えきれないことも、

誰かと分かち合うことで軽くしていくことも、

分かち合ってもらうことで、その荷の重さを感じ、

一緒にその荷を持ってあげることもできるのです。

 

抱えきれない重い荷物をずっとひとりで持ち続けるのは、

とっても辛いものです。

 

誰にもそれが如何に重いかも言えない。

誰もその荷物を持つに至った思いを分かってくれない。

身近な人に、見向きもせず、見ても「自分で持ったんでしょ。」と聞きいってくれない。

「簡単だよ。しゃがんで荷物を床に背中から降ろせばいいんだよ。」

とアドバイスはくれるけれど、その荷物が実は如何に大切かに目を向けてくれない。

「汚したくない。」そんな思いに気づいてくれない。

 

それは、とっても辛いものです。

 

でも、たった一人でも、

その思いに気づいて、

その思いを聴くことができたら、

如何に重かったのか、

どうしてそんなに一人で抱えてきたのかを受け止めて、

その思いを共に感じ、受け止めることが出来たら、

それだけで、僕たちはその心の荷を下ろす事が出来ます。

 

それだけで、僕たちはその軽くなった心の荷を大切にして、

また前に進むことが出来ます。

 

聴くということは、

うまく言えないけれど、

そういうことなのだろうと思うのです。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 ・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行ってる。また、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってほしい。ただ、理想への道のりは長い!
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