「カウンセリング中に、
クライアントの味方になる所、
自立を促す所、
寄り添う所を分け関わることが大事す。」
以前に原田先生から、
このような大事なことを教わりましたが、
ついつい必死になっていると、
忘れてしまうものですね。
カウンセリング中に自分のモードを変えるというのは、
とっても大切で、
僕はどちらかというと、
終始寄り添うモードで話を聴きますから、
メリハリがないのです。
そこを見て冒頭の言葉を掛けてくれたわけです。
カウンセリングの流れを振り返ってみると、
カウンセリングの場面によって、
このように自分の状態を切り替えていくことって、
本当に大切だなと改めて感じています。
クライアントの味方になる瞬間も大事ですし、
保護的な関わり方をすることも大切です。
でも何かを決めてもらう時に、
保護的に関わりすぎてしまったり、
寄り添いすぎてしまうと、
クライアントが自立できません。
その為、何か大事なことを決めてもらう時は、
カウンセラー側の姿勢を変えたり、
表情・声のトーンなどを変えて、
あまり言葉を掛けすぎずに、
シンプルな質問で待つ姿勢をしたりと、
自立を促すような関わり方が大事になってきます。
また、
専門家としての意見を言う時や、
プロとしての見立てを言う時や、
大事な意見を言う時などは、
寄り添いモードで伝えるのではなく、
プロとしての雰囲気を出して、
真面目な表情なり声なりで、
モードを切り替えて関わることが大事です。
関わりの中で、
メリハリを持たせていくと、
カウンセラー側の意識も変わってきますし、
クライアントに対する影響力も変わってきます。
小さいことですが、
とても大事なことなので、
今後忘れないように意識していこうと思っています。
皆さんもよかったら意識してモードを切り替えて、
話を聴いてみてくださいね。
