「意志」を育むトレーニング。
自分で何かを決めてきた経験や、
自分の体験の中で、自らの意志をもって選んできた体験や、
自分で自分の気持ちに対してコントロールしようという気持ちや、
統制してきた経験があると、
自分というものに対して、
私が指揮者であるという認識や、
自分がコントロールを持つという認識が強く芽生え、
意志が活性化される。
一方で、そういった経験をしてこなく、
自分の気持ちに圧倒されたり、
どうにもできなかった体験が重なっていくと、
意志が弱くなり、
「自分の意志ではどうにもできない。」
と判断することが多くなってしまう。
すると、~したいという意志よりも、
~しなければいけないという気持ちが勝って、
心が不自由さを抱えることがあります。
言い換えると、自分で選ぶという体験をしてこなかっただけ、
そしてそのやり方を知らないとも言えます。
そんな時は、意志のトレーニングとして、
敢えて、
「どうしたいですか?」
「○○をしたいですか?」
と、「したい」と伝え返すことで、
意志のトレーニングをすることが大切な時があります。
つまり、自分の意志で選んでもらうプロセスを
学んでもらうということです。
そういうプロセスを経て、
自分で責任を取ることや、
自分で選択していく力が育み、
その選択に意志が宿るようになります。
ただもちろん、「あなたは意志が弱いから、どうしたいのか決めて。」
と直接伝えては意味がありませんからね。(笑)
もし、意志が弱いな~と思ったら、
こういう聞き方もあると思い出してみてくださいね。
