『あなたの言葉が伝わらない時に考えるべきこと。』

『あなたの言葉が伝わらない時に考えるべきこと。』

お話を聞いていて気づいたことを

よくフィードバックすることがあります。

でも、それを相手が受け取るかどうかは、

当然相手次第なのです。

頭では、分かっていましたが

最近はつくづく体で?体感として?

そう感じるのでした。

僕たち聞き手に出来ることは、

一生懸命に聴くことと共に、

受け取ったことを相手に伝えることです。

でも、一生懸命に聞いて受け取ったつもりでも、

相手がそれを受け止めてくれるかどうかはわかりません。

これは好きな人に告白する時に似ています。(笑)

思いをいくら伝えても、

相手があなたのことを好きでないと、

受け止めてくれませんよね。

思いを受け取るかどうかの主導権は相手にあるわけです。

話を聞く時も同じです。

フィードバックを受け取るかどうかの主導権は相手にあるわけです。

だから僕たち聞き手が受け取ったことを伝えても、

受け止めてくれないのも当然といえば、当然なのです。

でも、僕たちはほらこうでしょ?こうだよ。

とグイグイいくことがありますが、

それだと余計に伝わらなくなってしまいます。

だから、そんな時は恋愛と同じ(?)です。

ちょっと間を置くか、諦めるかです。

相手が受け取れないタイミングもありますから、

その場合は間を置く必要がありますよね。

そしてそもそも相手にその気がない(変わる時期ではない)

時がありますから、その時は潔く引くことも大切です。

ただ、どうしても諦めきれない時があります。

恋愛でも。(笑)

そんな時は、相手に自分の思いが伝わりやすいように工夫する。

そんな努力が必要になってきます。

お話を聴く時でその努力の方向性を考えると、

自分が発する相手へのメッセージを改善する

という事になります。

相手の世界観に合った言葉にするとか、

相手が今受け取れる範囲で、伝えてる工夫をするとか、

自分の意図が伝わりやすいように言葉を改善するとか、

そういった努力が必要になってきます。

勿論、それでも相手が受け取ってくれるかどうかはわかりません。

ただ、確かに受け取るかどうかの主導権は相手にありますが、

伝えるかどうかの主導権は聞き手にありますから、

自分の責任の範囲内で、一生懸命に工夫する。

それはとっても大切なことだなと、最近そう感じるのでした。

そして、こうも感じるのです。

伝わらないことも多いですけど、

伝える努力や工夫はそのまま続けて、

伝わるに”越したことはない”んだなと、

そんなスタンスで心に余裕を持って接することが

大切なんだなって。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。