stress症状と解釈

過度なストレスがかかった時に、

僕たちには次のようないろんなストレス反応が出ます。

 

1.感情が鈍磨したり、無感覚になる。

2.過覚醒状態

3.否認

4.繰り返し嫌な思い出が浮かんでくる。

5.乖離状態になる。

 

といったうようなストレス反応がでます。

この他にもPTSDといういわゆるトラウマ状態になると、

フラッシュバックなどの再体験も加わりますが、

それに関しては今回説明は省かせて頂きます。

 

さて、このようなストレス症状が出た時に、

僕たちは相手を否定的に捉えてしまうことがあります。

 

ストレスで【一時的】に心が不調を起こしているにも関わらず、

「あの人は気持ちがおかしくなった。」

「あの人は逃げている。」

「いつまでもくよくよしている。」

といったように、否定的に相手の状態を捉えてしまうことがありますし、

なぜそういった症状を呈しているのかわからず、

敬遠しがちになってしまうこともあります。

 

こういった反応は、自分に対しても同じです。

「避けてばかりで、ダメな人間だな。」

「自分は心が壊れてしまったんだろうか…。」

「感情を感じないなんて冷たい人だな…。」

etc…

 

そうすると対人援助の場面や、

悩みを聴いている場面ではうまくいきませんし、

自分に対してそのように捉えることは、

余計な苦しみを生んでしまうことにもなります。

 

そこで大切になってくることは、

それぞれの状態を理解し、

どのような心の働きがあるのかをまずは知ることです。

 

援助は知識を得た先にありますから、

まずは知ることが大切です。

 

その為、今日はその知識的な部分のみをご紹介します。

 

感情が鈍麻したり、無感覚になる。

過度なストレスがかかると、自分の感情がわからなくなってしまうことがあります。

それは、それ以上自分が過度なストレスを受けて心が壊れてしまわないように、

心が自分を守ってくれているのです。

 

心はあなたがこれ以上の心理的な負荷がかかると、

それこそ心が壊れてしまうと判断して、

感情の機能を制限したり、感じなくさせているのです。

 

そうすることで、あなたの感情のバケツが溢れてしまわないようにしてくれているのです。

 

その為、感情を感じにくくなったり、感じなかった場合でも、

心が壊れているわけではなく防衛反応の一つと、

そのように捉えることが大切です。

過覚醒状態

この状態は、気持ちが高ぶり寝れなくなったり、

常に警戒心を持っていて落ち着かない状態です。

 

これも心の防衛反応の一つです。

常に周りを警戒しておくことで、

あの嫌な出来事を体験しないように、

危険をいち早く察知して対処行動がとれるようにしてくれているのです。

否認

嫌な出来事が起きた場所や、思い出の場所から遠ざかることもあります。

考えたくないし、言葉にしたくない時も人にはあります。

この状態は一般的に「否認」と呼ばれています。

 

これは直面してしまうと、またストレスがかかってしまう為、

心がそうならないように守ってくれているのです。

 

また、悲しいことがあった時は人はそのストレスを生んだ場所や、

出来事を避けるものですよね。

これは誰にでも起きる行為です。

どの動物もそうです。嫌な出来事があると体が覚えて、

そこから遠ざかったり、避けるものです。

そして、人もそうです。

思い出からも遠ざかりたいもので、

当然の反応なのです。

こういった行動は、みんなするものだ。

誰しもがとる手段なのだと受け止めることが大切です。

繰り返し嫌な思い出が浮かんでくる。

僕たちは、学び成長していく生き物です。

何か失敗したり、うまくいかなかった時もそうです。

僕たちは何がいけなかったのか?とその原因を考えたり、

どうしてそういうことが起こったんだろう?と起きた理由を理解したり、

なぜそんなことが起きたんだろうとその意味を理解しようとします。

 

そうやって僕たちは、出来事の意味を見出し、

困難を乗り越えていきます。

 

つまり、繰り返し思い出させることで、また同じような体験をあなたがしないように、

そしてそれ以上苦しまないように、その出来事を理解し学ばせてくれようとしているのです。

 

勿論、最初はそのようなこととは到底思えません。

火の中にまだいる時に、意味を見いだせと言われても、

まずはその場から離れることがまずは大切なのですから。

 

その為、気分が落ち着いてきて冷静に振り返れるようになったその時、

そのように考えてみて下さい。

 

そして、いつか時期がきたらよかれと思って働きかけてくれているその心を感じながら、

その心に対して

「分かったよ。ありがとう。あの時は未熟だったし、出来ないことも沢山あった。だけど今ならもう大丈夫だか。十分学んだから大丈夫です。ありがとう。」

と伝えてあげましょう。

乖離状態になる。

乖離状態というのは、自分が自分から抜けだして

幽体離脱しているような感覚です。

現実感がなく、ロボットになったような感じにも似ています。

自分は動いているんだけれど、それが自分という実感がなく、

何を言われても、現実感が伴わない状態です。

 

過度なストレスがかかった時に、

このような状態になる時があります。

 

それは辛すぎる出来事を体験すると、

僕たちは自分を守る為に、

その出来事を体験している自分から自分を切り離します。

 

自分がその出来事を体験するには辛すぎるからです。

 

そうやって自分を自分として感じることが辛すぎる出来事から、

自分を守ろうと心がしてくれているのです。

 

そうすることで、自分を守り、

自分というアイデンティティーを何とか守ろうとしているのです。

まとめ

このように過度にストレスがかかった時、

僕たちはいろいろな反応をしますが、

自他ともに、自分の心がおかしくなったと捉えがちですが

そうではないのです。

 

心は全く壊れてなく、今でもあなたの為に働いてくれて

守ってくれているのです。

 

もしあなたがそういった方の援助をする時や、

もしあなたがそういった状態になってしまった場合、

ここに書いた記事を思い出してください。

 

心がまだ動いていて決しておかしくなったわけではないこと。

過度なストレスにさらされた時、誰しもがそういった反応になること。

それは心が弱いとか強いとか、そんなこととは関係なく、

今も心は僕たちの味方で、あなたの傍にいることを。

・横浜実践心理学教室 講師 ・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー

元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行ってる。 目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってほしい。ただ、理想への道のりは長い!

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