人に何かを伝える。
ってとっても難しいですよね。
そして、一生懸命に”伝えても”、
伝わらない時があります。
そんなお話をメルマガで先日配信致しました!
『伝えると伝わるは雲泥の差。』
僕は仕事がら講師もしていますから、
いわゆる「伝える」仕事なわけです。
(そんなに意識はしていないですが。(^^;)
でも、この「伝える」仕事ってとっても難しいのです。
それは、「伝えても」、「伝わらない」かもしれないからです。
ちょっとややこしや。(^^;
ですね。
例えば、1+1=2なんだよ。
って「伝えた」としても、
「なぜ2になるか分からない。」と相手が言えば、
それは「伝わっていない。」のです。
だから、僕がどんなに正しいことを言っても、
伝わらないと意味がないのです。
まずこれが大前提ですね。
そしてそして、
「伝わる」=理解してもらう。
ですが…、伝わっても相手の気持ちが動くかどうかは、別問題なのです。
つまり「伝わること」と、気持が動くことは別問題だということです。
人の気持ちを動かすには、伝わることと別の要素が必要なのです。
ではどんな要素が必要となるのかというと、
「なぜそれをするのか?」というwhyという要素です。
人は、機能や商品自体に惹かれません。
人は、その機能ができた物語や、商品ができた理由にロマンを感じます。
例えば、自分の興味や関心から心理学のお話をしている人と、
「心理学に私は助けられたんです!」
「だから、みんなにも知って欲しいんです。」
「たった一つのことを知るだけで、私のように変われるんです。」
「心理学を通して私はそれが知ることができました。」
「それをどうしても多くの人に伝えたくて、人前で話すという仕事を選びました。」
という人とでは、どちらの話を聞きたいでしょうか?
がん保険をうる人で、
こんなメリットがあって、入らないとこんなリスクがありますよ。
と言う人と、
家族ががんになって倒れて初めてその大切さを知り、
いつ何時くるかわからないその時の為に、残された子供の為に、
がん保険をうるということを選んだ人では、
どちらの人から保険を買いたいでしょうか?
人を惹きつけるのは、こころを動かすのは、
いつだってwhyなのです。
私たちを惹きつけるのは、いつだってwhyなのです。
だから伝えて、相手の気持ちを動かしたいという時、
自分のwhyに帰る必要があります。
「なぜ私は、これを伝えたいんだろう?」って。
そして、これは何も相手の気持ちを動かしたい時にだけに限りません。
「なぜ私はこの仕事をしているんだろう?」
「なぜ今の生き方を選んでいるんだろう?」
「なぜカウンセリングを選んだんだろう?」
whyは、すべての原点に返ること。
whyはとどのつまり、それをする理由であり、
今僕たちがしている行動の原点でもあるのです。
——————————————
今日もお読みいただいてありがとうございました!
ちなみにですが、何でも「why」がなければいけないかというと、
そんなことはありませんからね。(^^;
理由は後付けでもいいのです。
やってみてから見えてくるものだってあるのですから。
ただ、仕事としてする場合に、
そのwhyを明確にしておくと、
自分の軸がぶれないのです。
whyを明確にするのは自分の為なのです。
ちなみに、僕がカウンセリングをするwhyは…。
「幸せになって欲しいからではありません。」
「ただ、必要以上に苦しむ必要はないと思っているからです。」
「人生に、一時でも自分の心に触れる瞬間があれば…。」
「それがきっと支えになる」と信じているからです。
傾聴を伝えるのは、
「心から聴いてもらえた体験は、その人の支えになる。」
とこれまた勝手に信じているからです。
ここまで書いておいて何ですが、
講義中にwhyを僕はあまり言いません。(^^;
それはこっぱずかしいからです。(笑)
では、また次回!
メルマガでは、このような記事をリアルタイムで配信しています。
また、読者様限定の講座割引のご案内もちょこちょことあります!
ご登録は下のフォームよりお願い致します。