「出来ていることに目を向けましょう。」
なんてよく言われませんか?
また、話を聴く時は、
出来ないことではなくて、
出来ていることに目を向けましょう。
なんてこともよく言われますし、
そのように学んだ方も多いと思います。
が、しかしですね。
だが、しかしですね。
「自分なり上手く出来たことは何だと思う?」
「どこの部分が出来たと思う?」
と伝えても、すぐに出来たことが出てこない。
なんてことはざらにあるのです。
それは、出来なかったという体験が意識の前面に上がっているからです。
だから、出来たことへと目を向けることが難しいのです。
自分は出来なかったと思っているからです。
こういう時は、
「ねぎらい」+「出来たことへ目を向けてもらう質問」
の組み合わせが安全で、
この組み合わせを用いて質問した方が、出来たことへと目を向けやすくなります。
例えば、
「そうだよね。悔しいよね。そりゃ悔しくて当然だよそれだけ頑張ったんだもん。」(ねぎらい)
+
「それで、そんな悔しい中でもこれだけは出来たって感じたことはなかった?」
といったように、ねぎらいつつ質問をしていく。
そうすると、いきなり受け止めずに出来たことへと直接質問をするよりも、
出来たことがより出やすくなってくるのです。
相手が出来たことへと目を向けてくれないな~…。
なんて思った時には、今回のことを思い出してチャレンジしてみて下さいね。
