こんばんは!野川です。
昨日は家族で夕飯の時にお酒を飲んだんですが、
もうめっきり弱くなり、あんまり飲めませんでした。(^^;
最近、お酒が飲めなくなってきて、
衰えを感じるこの頃です…。
なので、筋トレを始めました!
でも、続くかはわかりません。
ちょっとお腹も出てきているので、
ぺっこりさせたいこの頃なのです。
はい、どうでもいいですね!(笑)
ではでは、今日のテーマはこちらです!
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『ただ聞くのではなく、正面切って聞く。』
カウンセリングにおいて、「直面化」という技法があります。
「直面化」とは、
「ただ受容したり受け止めたりするのではなく、
今まさに互いの間に起きていることの気づきを高める為に、
正面切って相手に働きかけること」です。
ちょっと小難しく、
意味が曖昧なので、
もうちょっとだけ詳しく説明しますね。
僕たちは話を聞くスキルを学んだり、
コミュニケーションを学ぶ時に、
受容すること、共感することの大切さを学び、
相手を「否定」しないことを学びます。
すると、多くの場合、
「共感しなくちゃ。」
「受け止めなくちゃ。」
って思って、ただ聞くだけになってしまう事が多くあります。
でも直面化とは、
そのようにただ聞くという立場に留まるんじゃなくて、
今まさに起きていることを相手と共有する為に、
聞き手側が逃げたり、直面することを回避したりせずに、
正面切ってその「まさに今起きていること」を
相手に伝えることです。
例えば、Aという話題を出すと、
必ず別の話題にそらす方がいた場合に、
そっちの別の話に付き合うのではなくて、
「先ほどから、Aというお話する度に、
違う話に変わってしまいますが、
Aという話しは今は触れない方がいいですか?
それとも何か特別な理由がありますか?」
といったように、まさに起きていることを指摘する。
例えば、相談の時間が限られているのに、
いつも愚痴を言うことに多くの時間を使う方には、
「あと相談の時間は10分しかありませんが、
このまま愚痴を聞いていてもいいですか?
それとも、あなたが望む方向の話を少しでもしますか?」
といったように、直面化する。
例えば、「自分の意見を完結に言えるようになりたい。」
と相談に来た方がいたとして、
ついつい回りくどく説明してしまう癖があったとします。
そして、再度面接に来た時に、
「いや、実は昨日○○という出来ごとがあって、会社にいってから…。」
といったようにプロセスからまた話始めた場合、
それに付き合って受け止めることも大切ですが、
また「同じパターン」が繰り返されている場合、
「簡潔に自分の意見を言えるようになりたい!
と自分で仰ったのを覚えていますか?
また同じ癖が出ているのに気づいていますか?」
と直面化する。
このように、「直面化」とは、
今まさに起こっていることを伝えることで、
相手と共有することです。
共有することで、今ここに帰る事が出来ますし、
「気づき」も生まれるのです。
ただじっと受容的に共感的に聴くだけではなく、
時には直面化すること。
この両輪が大切であると、
ラバーテさんというアメリカのカウンセラーの方は言っています。
ただ、この直面化とはあくまで「共有」することですから、
強引に指摘しても、相手は引いてしまいますから、
そこだけは気をつけて下さいね。
さて、なぜこの記事を書いたかというと、
聞く力を育むといった時に、
ただ受け入れて共感的理解を示すだけでは、
なかなかうまくいかないケースがあるからです。
そんな時は、
そのコミュニケーションで繰り返されていることなどを
共有することが大切なタイミングなのです。
ただ、ここまで書いてあれですが…。
この直面化はちょっと難しく、
訓練を積んだり、
意図を持って取り組まなければ、
相手をただ傷つけるだけになったり、
反感をかってしまうだけになりますから、
ちゃんとしたトレーナーがいるところや、
指導が受けられるところで、
トレーニングを積んでから行うことが大切です。
そして、何よりもまずは両輪の片方である、
受容や共感などにより関係を築くことが大切ですからね。(^-^)
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今日もお読みいただいてありがとございました。
久しぶりに筋トレしたら、
ちょっと腕立てしただけで、
息ゼェ~ゼェ~でちょっとショックでした。(笑)
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