よく講座中に「どう声を掛けていいかわからない。」

という声をもらいます。

 

話を聴くことはできるけど、

結局なんて声を掛けたらいいかわからないんです。

 

というケースが大半なのですが、細かく見ていくと声を掛けられないにも

色々なケースがあるのですが、以下のケースが主に考えられます。

 

1.自分の気持に気づいてないケース

2.相手の気持に気づいてないケース

3.伝え方の技術が身についてないケース

4.言葉が浮かばないケース

5.タイミングが分からないケース

6.伝える事に抵抗があるケース

 

上記のケースです。

 

今日は一つ一つご説明していきます。

ちょっと長くなりますが、お付き合いくださいね。

1.自分の気持に気づいていないケース

自分の気持の伝え方がスキルとして身についていない方がこのケースに当たります。

 

こういう場合、実際に練習をしてもらうと声の掛け方が分からないというよりも、

自分の気持ちに気づいていないだけというケースが多いのです。

 

では、どのような自分の気持ちに気づいていないかというと…

例えば「傷つけたくない。」と思って声を掛けられない人の裏には、

こんな気持ちがあるかもしれません。

・相手を大切にしたい。

・自分が傷ついたことがあるから、そんな思いをしてほしくない思いやり。

・素直に伝えて関係を壊したくない。

こういった気持ちに気づいていなく、良いことを言わなくちゃとか、

相手のことを理解しなくちゃとか意識が自分に向かってグルグルしていて、

こういった思考の中にある自分自身の心(気持ち)に気づかないことも多いのです。

 

だからそんな時、言葉を掛ける近道の一つは、

そのような自分の気持ちに気づくことが一つの近道なのです。

 

そのようなあなた自身の気持ちに気づき、

その一つ一つを正直に言葉にすることが大切なのです。

 

例えば、

「あなたのことを大切に思っているの。でも、だからこそこんな時になんて声を掛けたらいいかわかららないんだ。言葉にできなくてごめんね。」

って、あなた自身の一つ一つの気持ちを言葉にすること。

これもとっても大切なコミュニケーションです。

 

また、「関係を壊したくない人」は、関係を大切にしたい気持ちがありますし、

それと同時に、関係が壊れてしまって修復できないかもしれないという恐怖があります。

どの程度までストレートにいっていいものかわからない。

というもどかしさも抱えていますし、

それでも相手の為になるなら伝えたいという勇気も持っています。

 

そんな一つ一つの気持ちに気づくことです。

気づくということは、その時々のどんな気持ちを大切にしたいのか、

ということにも気づくということです。

 

そして気づいたら、何を伝えるのかを選ぶことができます。

つまり選択をすることが出来るようになるのです。

 

選択をすることは、自分のどの気持ちを大切にするのか、

相手とのどんなことを大切にしたいのかを選ぶことが出来るということです。

 

自分の気持ちを全部大切にして、すべて言葉にするという選択もあります。

自分の気持ちなんかよりも、相手の為になるならと、勇気を持って言葉にするという選択もあります。

 

もちろん言葉にしないという選択もあります。

 

あなたが「その時々」に最善だと思うことを選んでください。

 

そして、その最善を選ぶ時は、その時々に移り変わる自分の気持ちに気づき、

自分を大切にしながら、選んでいってくださいね。

2.相手の気持ちに気づいないケース。

相手の声を掛ける場合、基本的には相手の気持ちに対して言葉を掛けますから、

その気持ちが分からないと声を掛けることが出来ないのです。

それがこの2番のケースです。

 

この場合は、言葉を掛ける以前に相手が今どのような気持ちかを理解することが最優先です。

理解をして初めて、その気持ちに対してどう声を掛けていくのか

というプロセスが見えてくるからです。

 

相手の気持ちを理解する為には、まずはペーシングをして

相手に安心して話してもらう術を身につけたり、

相手の気持ちに気づけるように観察力を始め五感を鍛えたり、

共感力を鍛えるトレーニングをしたり、

気持ちとはそもそもどのようなものかを学び直したりすることが有効です。

 

怒りと悲しみを理解するヒントをこの記事でも書いていますので、

もしよかったらご覧くださいね。

3.伝え方の技術が身についてないケース

自分の気持ちに気づいてもいるし、

相手がどのような気持ちかも分かっている「が」、

どのように伝えていいかわからない場合は、

伝え方の技術のトレーニングが必要です。

 

この場合は、例えば自分と相手を大切にするI Messageを学んだり、

自分の気持や期待を上手に伝える方法を学んだりと、

伝え方の技術が身についてない場合は、

技術のトレーニングが必要となります。

 

アイメッセージや、自分の気持ちの上手な伝え方に関しては、

また今度書いていこうと思います。

4.言葉が浮かばないケース

この場合は、単純に言葉のボキャブラリーがない場合です。

 

相手の気持ちにも気付いていて、どのような気持ちかも分かっていても、

言葉が湧いてこないとか、目の前の相手の相談内容が自分には初めてだったり、

対処をしたことがない場合や、相手の今の状態に対して

どのような言葉がけが良いのかをそもそも知らないという場合がこのケースです。

 

こういった場合は、知識が不足していますから

小説や本を読んだり映画を見たり、友人や家族が掛ける言葉から学んだり、

自分の中にボキャブラリーを作ることが役立ちます。

 

ただ人から教わったり、本や映画で読んだ言葉は自分の言葉ではありませんから、

最初はぎこちない感じがしたり、心がこもらないこともありますが、

何度も口にしている内に自分の言葉になってきますから大丈夫です。

 

また、言葉がけを学んでいくうちに自分で言葉も少しずつ作れるようになってきます。

5.タイミングが分からないケース

言葉も浮かんでいるし、気持も分かっているけれど、

どのタイミングで言えばいいかわからないという場合もあります。

 

コミュニケーションは、長縄飛びでタイミングを見て飛ぶようなものですから、

そのタイミングがつかめないといくらいい言葉がうかんでも、

縄に引っかかって相手のところまで届かないということがあります。

 

結局言葉は浮かんでいたけれど、言うタイミングを逃してしまった。

なんてケースも間々あるかと思います。

 

この場合は、タイミングをはかり縄跳びを飛ぶ練習が必要ですが、

飛ぶにはやはり勇気がいりますし、

時には、強制的に縄を止めてもらう必要があることもあります。

 

その際は、いきなり止めるのではなく、

相手に見えるか見えないかくらいで手を少し上げたり、

「あっ…」といったように何か言いたげに言葉を少し発するなどの、

ちょっと細かいテクニックが必要な時もあります。

 

また、タイミングを計る時に大切なのは、

そもそも今飛んでいいのかという事です。

 

つまり相手が受け取りやすい状態なのかという事です。

自分は伝えたつもりでも、相手が聞く態度が整っていないと、

せっかく伝えた言葉も相手には全く響きませんし、

聞こえてないかもしれませんので、相手の状態を見ることも

タイミングを計る上で大切なことなのです。

 

また、タイミングばっかりは自分で飛んでみて

そのタイミングを体で覚えていくしかありませんから、

少しの勇気を持ってせっかく頭に浮かんできた大切な思いを

相手に伝えてみることが何より大切です。

6.伝える事に抵抗があるケース

このケースはごく稀ですが、

言葉は浮かんでいるし、タイミングも分かってはいるけれど、

「伝える」ことが出来ない場合があります。

 

伝えようとすると

急に怖くなってきたり、

イライラしたり、

どうせと諦める気持ちが出て来て言う気にならない

といったように心の癖が出て来て言えないという場合もあります。

 

この場合の対処法はカウンセリングの範疇となりますので、

対応策は本当に人それぞれとなります。

 

その為、ここでのご説明は大変申し訳ありませんが割愛させて頂きます。

まとめ

このように、相手にどう声を掛けていいかわからないという一つの状態をとっても、

本当に様々な要因が考えられるのです。

 

その為、自分が今声を掛けられない場合は、

自分の気持ちに気づいてなくて、その気持ちを言葉に出来ないのか、

そもそも伝え方がわからないのか、

相手の気持ちを理解していないか、

言葉がけのボキャブラリーが少ないのか、

タイミングがわからないのか、

心の癖が関係しているのかといったように、

少し細分化してみることが大切です。

 

細分化していくと、今自分が何が出来ていないから声を掛けることが出来ないのかが見えてくるのです。

当するクールでは、相手の気持ちを理解する力を育むことと、

気持ちに気づく観察力を身につけたり、

言葉がけの言葉を学んだり、

相手に安心して話してもらう技術を身につけたりと、

色々なトレーニングを行っていますので、

もしよかったら是非学びにいらしてくださいね。

 

それでは、長くなったのでこの辺で!

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 ・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行ってる。また、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってほしい。ただ、理想への道のりは長い!
お読み頂きありがとうございました。
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