心理ケアカウンセラーベーシックコース

こんにちは!野川です。

昨日は、心理ケアカウンセラーベーシックコースの初日でした!

このコースは、基礎心理カウンセラーの資格が取れる資格認定コースです。

昨日が記念すべき第1期スタート日。

少人数でスタートしました。(^-^)

 

初日は、「心の仕組みを解き明かす」をテーマとして、

どのように人の心は出来ているのか、

どのようにして人は変わっていくのか、

どのように人の長所を見つければいいのか、

そんなことを1日かけて体験的に学んで頂きました。

心理的援助には、心に対する理論的枠組みが必要。

大切な人のことや、

目の前の人の気持ちのケアをしようと思った時に、

必要になってくることは、

「そもそもどのように心を理解したらいいのか。」

ということです。

 

この基礎的な理解なしには、

なかなか援助が出来ません。

 

ベースにこういった心に対する基礎知識があって初めて、

僕たちは相手の人に対して援助する事が出来ます。

 

どうして人前で緊張する人がいる一方で、

人前で緊張しない人がいるの?

 

どうして同じ経験をしていても、感じ方が違うの?

どうして同じ経験をしても、やりがいを感じる人と、モチベーションが下がる人がいるの?

 

どうして細かい人がいるの?

どうして細かいことなど気にせずに抽象的な人がいるの?

 

そんな問いに対する答えをあなたは持っていますか?

 

もし、この問いに対する答えをあなたが持っていれば、

あなたは後は、具体的にどのように援助をすればいいのかを学ぶ時かもしれません。

 

もし、今この問いに対する答えをあなたが持っていなければ、

まずは基礎的な心に対する知識が必要な時かもしれません。

 

人の心を援助しようと思う時、

その仕組みを何となくでもいいので、

理解している必要があるのです。

 

「人前で緊張するのは○○だからだ。」

 

という理論的な枠組みを持っていて初めて援助が出来ます。

この理論的な枠組みがないと、

経験則に頼りきりになり、

援助の方向性が見えてこないからです。

 

心の世界には、この心を理解する理論的な枠組みが沢山あります。

例えば、行動心理学、認知心理学、システム論、精神分析、交流分析、

社会構成主義、アドラー心理学、NLP、ゲシュタルト療法、家族療法、

などの各種療法や臨床心理学がそれにあたります。

 

例えば、

「人前で緊張する。」

これを精神分析で説明すると、

幼い頃に親の前で話をした時に、ひどく怒られたことで気持ちを抑圧した。

となるかもしれません。

 

行動療法の立場で説明すると、

古典的条件付けの結果で、トリガーとアンカーが出来ているだけである。

となるかもしれません。

 

認知療法の立場で説明すると、

「人前で緊張してはいけない。」というイラショナルビリーフがあるから。

ということになるかもしれません。

 

ゲシュタルト療法の立場で説明すると、

「過去に人前で自分を上手く表現できなかった。」という未完了な体験を、

今ここで体験しているからだとなるかもしれません。

 

NLPの立場で説明すると、

「過去に、特定の人数や、特定の場面に注目をすると、緊張するという反応が心にプロがミングされた。」

となるかもしれません。

 

このように、人の心と対峙して目の前の方のテーマと対峙する際には、

よって立つ理論が必要となります。

心という目に見えないもの対する枠組みといってもいいかもしれません。

その枠組みを参照して、じゃ~どうしていこう?という具体的な対処法を施していく。

それがカウンセリングなのです。

 

ちなみに、ここでは短期療法の考え方や、NLPの考え方などを用いています。

 

ちょっと前置きが長くなりましたが、初日の昨日その枠組みを勉強してもらいました。(^-^)

 

さてさて、理論や人の特徴を捉えることを学んだあとは、

どのように援助的な会話をしていくのかという、

カウンセリングの基礎を学んでいきます。

 

皆さん、次回もよろしくお願いします!

 

あ、次期の開催は10/7(土)スタートですよ!
詳しくはこちら。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。