カウンセリングの肝はたった二つ

カウンセリングを学び始めたのは、

今からもう9年も前のことです。

 

いろんなセミナーに行き、

沢山のお金を使って、

沢山の技法や知識を得ました。

 

そして、実際にカウンセリングをするようになって、

気付いたことがあります。

 

それは、いろんな技法にはある共通した点があるということです。

その共通した視点とは、この2つの視点でした。

 

「感情のわだかまりの解消。」

と、

「再学習。」

この二つがカウンセリングにおいてきもになること。

そんなことが分かってきました。

 

 

人が悩むのは、自分の気持ちがどうにかできないから。

つまり、感情がわだかまっている(詰まっている)からです。

 

だから、頭で「泣いてもしょうがない。」と”考え”てもうまくいかず、悲しみが癒えない。

「あの人にも何か事情があったんだ。」と”考え”ても怒りがおさまらないのです。

 

その為、カウンセリングではその気持ちを受容や共感、ねぎらいを通して、

解いてくお手伝いをしたり、解消する具体的な取り組みなどを行っていきます。

 

しかし一方で、感情のわだかまりが解消されたとしても、

同じ行動パターンのままだとしたら、

同様の感情が再度溜まってくる場合があります。

 

この場合は、再学習が必要なのです。

再学習とは、今まで身につけてきた反応パターンではなく、

別のパターンを身につけるということです。

 

セラピーの技法などは、この再学習の観点が含まれているものが多くあります。

認知行動療法や、解決志向ブリーフセラピーなどもここに含まれるのです。

 

このようにカウンセリングにおいては、

「感情のわだかまり」と「再学習」の二つの視点を持って関わり、

アプローチを選択していくことになります。

 

そしてこの教室では、「感情のわだかまり」の解消をすることに重きを置いた

心理ケアカウンセラー資格認定講座を行っております。

 

もちろん再学習の視点も含まれますが、

メインで扱うのは「感情」です。

 

それは、日常生活において「感情」に対する対処するすべを身につけて、

聴く力を身につけるだけでも、多くの問題が解決するからです。

 

そして、何より「相手の気持ち(感情)」に気づけること。

気付くだけではなくて、相手の力になれること。

そんな人が一人でも身近にいてくれれば、

それだけでも生きやすくなるんじゃないかと思うのです。

 

誰か傍にいて寄り添ってくれる人がいること。

気持を受け止めてくれる人がいること。

言葉の内容ではなくて、込められた思いを聞いてくれる人がいること。

そして、気持のケアを本人が望めばお手伝いしてくれる人がいること。

 

それは、とっても大切なことなんじゃないかなって思います。

 

少し想像してみてください。

あなたの横に、そんな人がいてくれたらどんなに心強いか。

 

もし、そんな人が一人でも増えたら、

うつ病になるまで悩まないんじゃないかなって、

深い怒りや、悲しみを抱えないんじゃないかなって、

そう思うのです。

 

そして、抱えたとしても、

たった一人でも、寄り添ってくれる人がいたら、

それだけで十分じゃないでしょうか。

 

私は、あなたに「誰か」のその人になって欲しいのです。

このコースは、確かにカウンセラーの資格が取れますが、

私たちが目指しているのは、カウンセラーを育てることではなく、

そんな誰かのたった一人になってくれる人と学びを共にしたいのです。

 

その為、カウンセラーを目指してなくても全く問題はありません。

 

カウンセラーを仕事にしなくたって、

誰よりも、良き理解者でいられること。

誰より理解しようとすること。

気持を楽にしてあげたいと思いやりを向けること

 

そんなことが出来る自分でいられること。

それは、いつだってできます。

 

そんな自分に近づくために、一緒に学んでいきませんか?

 

心理ケアカウンセラー資格認定講座は、4/14(土)スタートです。

詳しくはこちらです。

 

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。