今日は、傾聴基礎コース9期の初日でした。
今回の期は多くの方にお越し頂き、賑やかなコースとなりました。
とはいっても、皆さん初対面の方が多いので、
皆さん緊張されている方も多かったような印象を受けました。
その為、ちょっとだけ静かに第一回目はスタートしました。
初回のテーマは、「心に寄り添うペーシング」と題して、
いかにして相手に寄り添っていくのか、
その為に、どんなことが出来るのか?ということを学んで頂きました。
そして、初回はもう一つテーマがあります。
それは、「相手を如何に理解するのか」というテーマです。
僕たちは相手を理解する時に、
ついつい自分の経験や記憶などの枠組みから
理解をしようとする試みが多い為、
コミュニケーションがギャップが生まれる事が多くあります。
また、自分の体験や記憶に当てはめて
相手の気持ちも理解することが多いの為、
知らず知らずのうちに、
相手の経験と自分の経験を同じように受け止めて、
巻き込まれたり、共感ではなく同情したりといったことも、
多くなりがちです。
そうならない為には、なるべく自分の先入観を外して、
相手を理解しようとする試みが大切になります。
具体的にどのように聞くのかというと、
僕は原田先生にこう教わってきました。
「頭の中に相手の話をイメージしながら聞くこと。」
「その頭の中のイメージを相手のイメージと近づけること。」と。
初日の今日は、その試みを皆さんにもしてもらいました。
相手の話を聴いて、それをイメージしながら聴く。
時に紙にそのイメージを書いてもらいながら聴いてもらう。
ということを通じて、出来るだけ自分の先入観を脇に置いて、
相手が今体験している世界や、その時の出来事や気持ちなどを、
より詳しく聞いていってもらいました。
相手が語る「楽しい/嬉しい/悲しい/イライラ」などの気持ちが、
どんな「楽しい/嬉しい/悲しい/イライラ」を意味しているのか、
そんなことをイメージしながら聴いてもらいました。
「難し~!」と言いながら、
皆さん積極的に取り組んで頂きました。
理解するということは、相手と同じ絵を頭で描くこと。
勿論、相手は違う人間ですから、100%の理解なんててできません。
でも、少しでも理解しようとすることはできます。
近づこうとすることはいつだってできます。
今日はその一端に触れて頂きました。
みなさんありがとうございました。(^-^)
次回の基礎コースは、2018/3/3(土)スタートです!
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