心理ケアカウンセラー講座

一昨日の1/6(土)は、心理ケアカウンセラー講座の振替日でした。

この日は「カウンセリング概論」でしたので、カウンセリングとは何?

サイコセラピーとは何?コーチングとは何?

という疑問に一つ一つ丁寧にお答えし、

カウンセリングとは?というところを学んでいただきました。

 

カウンセリングを簡単に定義すると、

「言語・非言語コミュニケーションを通じて、自己成長するお手伝い。」

と言えます。

 

勿論、他にも様々な定義がありますがこのお教室では、

この定義を採用しています。

 

さて、自己成長というと定義が曖昧ですし、

ちょっと意味が幅ひろいですね。

 

自己成長とは、「自分の器」を広げることです。

ちょっと小さなビーカーにお水が入っているのを想像してみて下さい。

その小さなビーカーに入っているお水は、濁っていなく無色透明です。

 

そこに墨を1滴垂らすと、ビーカーが小さいので灰色に濁ってしまいますよね。

 

ただ、その小さなビーカーよりも3倍も大きなビーカーにお水を入れて、

同じく墨を一滴垂らしても、水はほとんど濁りませんよね。

 

自己成長も同じようなものなのです。

 

どういうことかというと、「1滴の墨」を「問題」だと考えてみて下さい。

器が小さいと、濁って”気になってしまう”のです。

でも、器が大きいと少ししか濁らないので”気にならない”のです。

 

つまり、問題はまだあるけれど(墨)、気にならない。

そんな状態が自己成長といえます。

 

カウンセリングでは、このように相手が自分を受け入れて、

器が大きくなるように援助する過程とも言えます。

器が大きくなれば、より大きな視点で自分を捉える事が出来て、

前に進む事が出来るのです。

 

これは、問題が解決ではなく、「解消」された状態といえます。

一方で、解決は、墨がなくなる事です。

 

勿論、カウンセリングで問題が「解決」することも、「解消」することも両方あります。

解決の方は、過去に身につけてきた学習パターン(反応)が変わりますから、新しい振る舞いを学習したという点で自己成長といえます。

 

つまりどちらも自己成長なのです。

 

カウンセリングでは、この両方を目指すわけです。

 

一昨日は、そんなお話と…

なぜか「自分を愛すること。」についてお話をしました。(笑)

受講生の方から、そんなお話がでたので(^^;

 

さてさて講義はというと、無事振り替えも終わり卒業されていきました。

7日間どうもありがとうございました!

 

また、新しく4/14(土) 心理ケアカウンセラー資格認定講座が始まります。

こちらは、6ヶ月かけて「カウンセリングの基礎」と「感情ケアの基礎」を学ぶ講座です。

知識的に学ぶよりは、主に実践を交えて学ぶことを重視していますので、

どうぞお気軽にお越しくださいね。

 

詳しくはこちらより!

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。