相手を主人公にして話を聴く。

傾聴基礎コース6期が終了しました!

4日間のコースは、あっという間に終わってしまって、

ちょっとだけ寂しい気持です!

 

最終日はひたすら実践という形でした、

それぞれの方が、ご自分が取り組みたいテーマに取り組んで、

最後まで練習という形になりました。

 

人の話を聴く。

それも丁寧に心を込めて聴く。

というのは、正直一筋縄ではいきません。

 

でも、トレーニングを続ければ、必ず聞けるようになります。

 

ただ、いままでやってきたコミュニケーションスタイルと違う為に、

最初は困難を感じます。

 

ここのコースに来てくれた方々もそうです。

今までやってきていない聞き方を学ぶのですから当然です。

 

ここでの聞き方は、自分のペースで聴かずに、

「相手のタイミング」で聴くということがメインです。

 

自分のタイミングで聴くのではなく、

相手のタイミングで聴くという事は、

例えば…、

・自分のタイミングで質問せずに、相手のタイミングで質問する。

・自分が聞きたいことを聞くのではなく、相手が話したいことを聞く。

・自分のペースで頷いたり間を取るのではなく、相手のペースで頷き間を取る。

ということです。

 

そして、自分が主体になるのではなく、相手を主体にして話を聞く。

僕たちは話を聴く時に、ついつい自分が主人公になってしまう。

 

「私が何とかしてあげなくっちゃ。」

「何か気づかせてあげなくっちゃ。」

 

と勝手に気負って、「我」が出てくる。

すると、悩み相談は上手くいかないことが多いのです。

(あぁ、自分で書いてていて耳が痛い…。(笑))

 

そうならずに、相手を主人公にして話を丁寧に聴いてみる。

ここでの傾聴はそんなスタイルなのです。

 

その為か、この講座に来る方の多くは、

自分の為ではなく、

「目の前のたった一人の方を理解したい。」

そんなお気持ちの方が多いのです。

 

例えば…、

・お子さんのお気持ちを理解したいお母さん。

・福祉の仕事をしていて入居者さんにより寄り添いたい方。

・部下とのコミュニケーションを改善したい方。

・カウンセラーを目指している方。

・キャリアコンサルタントをしている方。

・学校で生徒さんに寄り添いたい方。

といったような方にこれまでお越し頂いています。

 

自分の為ではなく、目の前のたった一人の方を理解する為に、

聴くコミュニケーションを学ぶ時間。

そんな時間はとっても大切なんじゃないかなって思います。

 

今回の期に来て頂いた方も、みんな一生懸命に取り組んで頂いて、

「こんなに一生懸命に取り組んでいる方が身近にいたら、

きっとそれだけでも、関わる人は幸せなんじゃないかな。」

って講義をしていてずっと感じていました。

 

たった一人にでも、その気持ちが相手に届いたらいいなって、

そう感じる最終日でした。

 

皆さんご参加頂いてありがとうございました!

 

 

感想

次回開催予定

次回の開催は、6月10(土)スタートです!

前4回のコースを通して聞く力を身につけていきます。

ちなみに、次回から講座内容を一部リニューアル予定です!

6月10日からに出れない方は、

8/26(土)スタートの8期にどうぞ!(^-^)

 

詳しくはこちらから!

 

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。