傾聴を身に付けていくには、やはり実践練習が大事だなと、
そう改めて感じます。
今回の傾聴基礎コースは、2人と少人数だったので、
みっちりと練習の時間を設けることが出来ました。
普段のコースの2倍くらいの時間をトレーニングに充てることができました。
結局、頭で考えてもなかなか実践が出来ないものですから、
やはり繰り返し体を動かしてトレーニングが必要になってきます。
その中で、大切になってくることは課題意識をもって、
練習に取り組んでいくことです。
これが思いの他大切です。
人が行動を変えていくには、
まずは気づくことです。
この場合の気づく対象は、
自分の聞き方の課題です。
そして、気づいたら今度は、
その課題を意識しながら、
自分が望ましいコミュニケーションや、
こうしたいという方向の聞き方の練習を繰り返しやっていくという、
行動の段階です。
受講生の方も、
自分の課題に気づいていて、
それぞれ意識しながらそれを頑張って変えようと、
トレーニングに向かってくれました。
こうやって意識して、
自分の聞き方を変えようとする努力の連続が、
その後の安定した変化への下地になります。
最初は、勿論気づいても出来ない場合もありますが、
そんな反省の連続をしながら、
意識すれば出来るレベルになってくると、
あともう少しで、
意識せずに無意識で出来るレベルになってきます。
そこまでの道のりは、
勿論長いと感じるかもしれませんが、
皆さんが今やっていることで、
前できなかったことが今出来ていることは、
例えばブラインドタッチとか、
それは前は意識しないと出来なかったものです。
僕たちは、そうやっていろんなことを身に付けてきていますから、
聞き方も練習を繰り返せば、
そのように身についていくと僕は思うのでした。
