話を聞いているとこんなワンシーンはありませんか?

「何だかこう…胸のあたりがこう…。なんて言ったらいいかな…」

というようなシーンです。

つまり、このように相手が自分の気持ちを上手く表現できない時です。
そこで、こちらが例えばこんな働きがけをすると、
「胸のあたりがこうぽっかりと空いたような気がする?」感情の明確化
と聞くと、

「そうそう、そうなんですよ。あぁ、そっかぁ…。」
「そっかぁ…というと?」
「いや、やっぱりこう振られたから、自分の一部がなくなったようで、虚しく寂しいんだなって思って。」

というように、

相手が自らの気持ちに気づいていくことがあります。

これを傾聴では、感情の明確化といいます。

今日はこの「感情の明確化」について、

ご説明していきますね。

感情の明確化とは?

冒頭で例を示したように、

感情の明確化とは、

相手がまだ言語化できていない気持ちに対して、
こちらが先に働きかけることで、
言語化でていない気持ちを明らかにするような働きかけ

のことを指します。

つまり、口にできてない気持ちを、

「〇〇というように感じます。」
「〇〇のように見えます。」
「〇〇のように聞こえます。」

といったように、言葉にできていない気持ちをフィードバックすることです。

すると冒頭のようなことが起きてくるんですが、
実際にどんなことが起きていたのかもうちょっと詳しく見ていきましょう〜!

感情の明確化の効果

さて、冒頭では、

「胸のあたりがこう…」という気持ちに対して、

「ぽっかりと穴が空いたような?」

という感情の明確化をしています。

それを相手が受け取り、

「そうそう、そうなんです。あぁ、そっかぁ…。」

といっています。

この時に何が起きたんでしょう?

それは、相手が自分の気持ちに気づいた瞬間であり、
自分の気持ちをその言葉(フィードバックされた言葉)と、
今感じているその気持ちを照らし合わせて感じ、
言葉と今の気持ち(体の感覚)が一致し、

(そうか、ぽっかり穴が空いた感じ…。確かにそうだな。
あぁ、そっかやっぱり俺は振られて虚しかったのか、
そしてこの感じは寂しいんだなぁ…)

というようなことが起きていたのです。

聞き手から働きかけられることで、
自分の気持ちが明確になる。

すると、何となく漠然とあった気持ちに気づき、
それが形作られてはっきりしてくるのです。

はっきりすることで、自らの気持ちに気づき、

それまで意識していなかった自分に気づく、

そんなプロセスが感情の明確化では起きてきます。

感情の明確の際に気をつけること。

ただ、これはちょっと難易度が高いため、
一歩間違えると、ただの推測や決めつけになったりして、
気持ちが明らかになるどころか、
その気持ちに蓋をしてしまうこともありえます。

過度な推測や決めつけは、人を傷つけますから、

気をつけて下さいね。

あなたがどう感じたとしても、

それが相手に”受け取られなかったら”、

それはあなたの思い違いだったと思って、

「では、どんな気持ちなんだろう?」

とまた気持ちを理解しようとしてみ下さいね。

感情の明確化のもう一つのメリット

この感情の明確化でいい点は、

個人的な意見になりますが、他の技術と比べ、

言語(話の内容)に注視するんじゃなくて、

人の気持ちを理解しよう、捉えようとすることです。

明確化できるこという結果も確かに大切ですが、

それと同じように、

人の言葉にできていない気持ちをを捉えようとすることもまた大切なんじゃないかって思います。

大事な人の気持ちに近づける瞬間があなたに訪れますように。

~傾聴のその他のスキルはこちらよりご覧ください~

1・・・オウム返し

2・・・感情反射

3・・・要約

・横浜実践心理学教室 講師 ・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー

元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行ってる。 目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってほしい。ただ、理想への道のりは長い!

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