生きていると、いろんな経験をしますよね。

例えば、入学、卒業、試験、旅行、部活、

趣味、成功、挫折、結婚、引っ越し、別れ、再会、etc

 

こういった経験は、人生を豊かにしてくれますし、

時に、苦しみを味わい、辛さも感じます。

そして、これらの経験が話を聴く時に妨げになる事があります。

自分の経験が色眼鏡を掛けさせる。

では、どうして妨げになるのかというと、

人は、相手と「似たような」経験があると

自分の経験と相手の経験を照らし合わせて、

自分の経験から相手を理解しようとするからです。

 

例えば、

Aさん「ねぇ、聞いてよ。彼に振られてさ、もう食事が喉も通らな…。辛い。」

Bさん「”わかる。” 私も振られた時、そうだったもん。」

こういうやりとりって、多いと思います。

 

これは、Bさんは、自分の体験でそういう振られた時に、

食事が喉も通らず辛かったという経験があって、

その体験を思い出して、相手もきっと自分と同じではないかもしれないけれど、

そういう辛さなんだろうと、そう思って伝えています。

 

人は、自分の経験と他人の経験はだいたい似ていると

そう考える傾向があり、このように自分の経験の枠組みから、

相手のことを理解しようとします。

 

この傾向が、話を聞くと聞き時に 相手の話と自分の話を、

同じように捉えさせて 本当は違うのにも関わらず、

相手と同じだと考えさせるのです。

 

すると、自分と同じだと思っているために、

相手の少し違うところが見えてきても、

辛い。という中身が違うはずなのに、

そこを見逃し、自分の辛さで相手を理解しようとします。

 

すると、相手がみえなくなっちゃうんです。

カウンセラーは、自分の経験を一旦脇へ置く。

カウンセラーは、お話を聴く時に、

一旦自分の経験は脇へ置きます。

相手が、「辛い。」といった時に、

どんな辛さなのかを、理解しようとします。

 

背景にどん思いがあって、

どんな体験があって、

胸が締め付けられるような辛さなのか、

辛いけれど、前に進みたい思いが強い辛さなのか、

何も考えられない辛さなのか、

といったように、どんな辛さかを理解しようとします。

 

そうすることで、相手”が”体験している気持ちや、

思いに近づくことができます。

自分の枠組みから相手を理解しようとすると、

そこには限界があります。

 

そして、誤解が生じやすく、

自分の過去の体験を相手に映しみたり、

相手そのものを見ることができにくくなってしまいます。

 

だから、僕たちカウンセラーは、

自分の経験をいったん脇に置くのです。

 

あなたは、自分の枠組みで相手を理解しようとしていませんか?

自分の枠組みではなく、相手の枠組みで、

相手を理解しようとしてみる。

そこが相互理解への近道です(^-^)

 

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 ・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行ってる。また、都内のクリニックでカウンセリングも行っている。目指すは、「記憶に残らないカウンセラー」。カウンセラーのおかげより、自分の力で前に進めた実感を持ってほしい。ただ、理想への道のりは長い!
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