ども!野川です。
この前は、久しぶりにカウンセリング関係の講座に参加しました。
もうずっとカウンセリングを教わっていた先生で、
久しぶりに講座を開催するということで、
これは行くしかないでしょ!
ということで、行ってきました。
ずいぶんお久しぶりの方もいて、
なんだか懐かしい感じで、こういうの久しぶり~!
と思って楽しかったです。
さて、タイトルが≪奇跡の一言(ことば)≫でした。
その先生の言葉は、本当にどうしようもない程こころに響くんですよ。
声を掛けられて、もう何度も何度も泣きました…(^^;
どうやったら、その先生みたいな言葉がけが出来るようになるんだろう?
そんなことを考えて、そんな風に言葉がでるようになりたいなって、
そんな思いをもって、講座に参加しました。
やっぱり、相手の心に届く言葉を贈りたいじゃないですか。
そして、実際に講座が始まったんですが、深~い一言を言われました。
≪人のこころに響くのは技術そのものではなく、心構えである≫
ということ、そして心構えは、心掛けるものではないということ。
例えば、カールロジャースという偉大なカウンセラーがいて、
その人が自分が提唱した理論の中で、無条件の肯定的配慮の念が大事である。
といっています。
これは、相手を無条件に受容するということです。
○○ができるから、受け入れるということではなく、
できても、できなくても相手の存在を受容することが大切だということです。
これも、心構えの一種ですね。
でも、これを心がけようとすると
「相手を受け入れなければ、受容しなければ」とそう思ってしまって、
逆になかなか受容できなくなるというパラドックスが生まれますね。
だから、心構えはこころがけるものではない。
と、そういうことだったのでした。
では、どうやって心構えを養っていくの?
という所が気になりますよね。
でもこれが一朝一夕でいかないんですよ。
当たり前なんですけれど(^^;
「見る目」を養うこと。
まずはこれが大切であるということです。
見る目、つまり観察力を養うことです。
観察力によって”何を見るのか?” それは…
・その人にある大変さや、頑張りを見ようとする。
・その人の気持ちを見ようとする。
・その人の性格や能力や価値観などを見ようとする。
そうすることで、相手そのものを”見ようと”する。
それがとっても大切だということです。
相手を本当の意味で”見ようとすること、
それによって、今まで見えなかった頑張りや、
相手の気持ちや、その人とのなりが見えてくる。
すると、言葉がけも変わってくるんだと、そう学んで感じました。
次に大事なのが…
共感力を養うこと。
相手の気持ちを感じる力を養い、
相手の苦しみや痛みや、喜びや愛によりそうこと。
それをあたかも共に感じること。
感じようとすること、そうすることで、相手によりそうこと。
自らの体を通じて、相手の痛みや喜びや愛を感じること。
人には、なんとも不思議な話なんですが、
相手の気持ちが伝わってくる時があります。
相手の痛みや愛を感じるときがあります。
僕もカウンセリングをしていて、
度々そういう瞬間が訪れますが、
何とも言えない気持ちになるときもありますが、
相手とのつながりをそのは強く感じます。
すると、言葉もなぜだかあたたかく
柔らかくなることがとっても多いんですよ。
さて、次に大切な事は…
「想像力」を養うこと。
相手がどんな人生を歩んできたのか
どんな思いでその一言を発したのか、
ここに来るまでにどんな痛みや喜びを感じてきたのか、
そういう想像力がとっても大切。
その人の長所は、それを身につけるまでに
痛みや苦しみがあったり、喜びの中で身につけてきたという視点を持つこと、
これがとっても大切だと学びました。
周りの空気を読むことができて、雰囲気を大切にするのも、
以前、場の空気を壊してしまって、ある人を傷つけてしまって、
その反省や後悔から、空気感を大事にしているのかもしれない。
雰囲気を大事にすることも、例えば自分の家庭の雰囲気がいつもよくなく、
自分がムードメーカーをして取り持たないと、家族がぎくしゃくする。
そんなことから身につけてきたものかもしれない。
このように、相手が身につけてきた長所には、
身につくまでの、身につけるまでの背景があるのであって、
その背景に想いをはせてみよう。
その長所や短所には、どんな背景があったんだろう?って。
見る力を養い、共感力を養い、想像力を養う。
このように、見る力、共感力、想像力を養うことで、
こころ構えというものが自然と身についてくる。
心構えは身につけようとして、こころがけようとするものではなく、
そういった力を養っていく過程で身についていき、
あなたの大切な人へと、こころへと言葉が届いていく。
そいうものなんだなと、本当に勉強になりました。
まだまだ未熟だけれど、相手のこころにことばを届る人でありたいな。
そんなことをこころから思った時間でした。