これは、この前の傾聴基礎コースをしていた時に、
受講生からもらった質問です。
話を聞いてもらっていて、
アドバイスが欲しいから相談しているんだよ!
なんて時もありますよね。
「もっとこうしたらいい」とか、
そういう具体的なアドバイスが欲しいから、
相談することもあります。
さて、この”アドバイス”は、役に立たないと思いますか?
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
ちょっとだけ考えましたか?
あなたの答えはイエス?ノー?決まりましたか?
さぁて、このアドバイスですが、
効果があります。
経営コンサルタントなどの、コンサルタントという職業や、
弁護士や、医師、など士業の方たちの的確なアドバイスがあって、
僕たちは助かっていることも多いですよね。
だから、アドバイスは効果があるんです。
ではどうして効果があるかというと、
専門家かがきちんとアドバイスをしてくれるからですね。
専門家ということは、その職に精通していることで、
その職に関する問題であれば、解決できる経験も土台もあるということです。
だから、その方たちのアドバイスは的確で効果があるのです。
さて、こと”こころ”に関することだと、
あんまりアドバイスが上手くいかない事が多くあります。
とくに友達同士だとそうですね。
「分かる、私もそういう経験したことがあるから!私の時はこうしたよ。」
「こうした方が良いよ。」
ということを良くいってもらいますよね。
そして、言われてもあんまり実行しない事も多かったり。
そしてあんまりうまくいかない事の方が多かったりします。
それは、アドバイスをしてくれる人が”専門家”ではないからです。
そして、他の専門家のアドバイスと違い、
こと”こころ”に関しては、
”あたま”ではわかっていても、”こころとからだ”がついてこないから、
だからこそ悩んでいるということがあって、
”あたま”では、どうしたらいいかわかっているけど、
”こころ”がついてこないことがとってもおおいんです。
だから、”あたま”でアドバイスを言われても、”できない”のです。
ここをクリアするアドバイスができればいいですが、
なかなか達人級?にならないと難しいです。
そう、こと心に関しては、アドバイスはうまくいかないことが多いのは、
”あたま”と”こころ”がバラバラになっているからなのです。
カウンセリングでは、バラバラになった”こころ”と”からだ”がつながるように、
そんな取り組みをしていきます。
相手のこころに耳を傾けて、聴くという傾聴もそうです(^^