「結構気分が落ち込んでいました。」
「そうでしたか。何か気分が落ち込むようなことがあったのですか?」
と聞いても、
「いや、特にはないです。ただ気分が落ちていました…。」
というように答えてくれる方が多いです。
特にうつ病の方に多い気がします。
※誠に勝手な主観です。
というのもうつ病という病は、
理由もなく苦しくなってしまうことが多く、
気持ちが”全体的”に落ちているので、
”常に”落ちていると感じさせてくる病でもありますから、
気持ちが上下していることに気づきづらくなってしまうからです。
ですから、そんな時は、
「いつもより気分がひどくなった時はありませんでしたか?」
「いつもより気分が少しましになった時はありませんでしたか?」
と聞くことが有効です。
例外を聞くと出てきませんが、
更にひどくなった時のことや、
少しだけましになった時のことであれば出てくることがあります。
そうやって聞いていって、
それいつどんな時、どんな場所でと出来事を特定出来たら、
その正体不明だった気持ちのヴェールがとかれ、
気持ちと出来事の繋がりが理解が出来てきます。
するとどういうことが自分の気持ちに影響を与えているのか、
それが理解出来て、
対処もより見えやすくなってくるのです。