今カウンセリングの振り返りをしていて、
自分が出来ている所、
出来ていない所、
考えて工夫する必要があるところを、
カウンセリングの最初から一つ一つ振り返っています。
カウンセリングの入室してきた時、
何に目を向けて何をするのかといったことからです。
自分で整理すると、
教えてもらったけれど、
今の自分にはそこまで出来ないことや、
今はそこまでやる必要がなく、
優先するべきところが見えたり、
ここをもうちょっと工夫しようとか、
ここは先生はこう言っていたけど、
自分としてはこう考えられそうだということを、
ひたすらにやっています。
教えてもらったこと、
自分で学んだことを統合していく作業というのは、
とても大事だなと改めて思いました。
でも、とっても手間がかかるし、
自分で考えるのって苦手なので、
めっちゃ頭を使います。(笑)
煮詰まることもありますが、
何かを自分のものにする過程というのは、
このような過程を通るのでしょう。
教わったものと、
自分が自ら学んだものと、
実際に実践を通して机上の知識と論理とにらめっこして、
自分が実現したいカウンセリングと寄り添い方と理想と折り合いをつけて、
現場で使えるもの、使えないもの、
使いこなせそうなもの、使いこなせなさそうなのも、
それを取捨選択していく。
そして、
使えないものでも、
使いこなせなさそうなのでも、
しっかりとその知識や理論にある背景と意図に思いを馳せて、
理解をしておく。
それがいつか何かに繋がるかもしれないから。
自分の体験から身に付けたものは、
実体験が伴っているから、
すぐにその実体験が浮かんできて、
理解がしやすくとても腑に落ちている。
でも、外から吸収した知識や技術は、
実体験が伴わない。
だから、身に付ける迄には時間が掛かるし、
自分の経験の中から、
こういった場面で使えていたなとか、
こういった場面で、こう工夫していれば使えたなと、
自分の体験に落とし込む。
もしくは、自分でその知識や技術を体験して、
その時に何が心の中で起こるのかに気づく。
そうやって自分のものにしていくしかないのだ。
少なくとも僕は。
それでこの過程は、どうしても自分の好みやら価値観が入りますが、
それは当然で、そうやって自分の援助がより明確になっていきますし、
自分の色に自信を持てるようにもなっていくんだと、
そんなことをぼんやりと今は思っています。
大量の情報という知識を身に付けたら、
物事を筋立てて適切に判断する知恵を身に付け、
自分なりの物事の本質を捉える目を養い、
カウンセリングというものに対して、
自分の確かな考えや意見を築いていく、
つまり自分の見識を身に付けていく必要があるのだろうと、
そう思います。
でも、僕はまだ知恵に差し掛かっている途中にすぎず、
カウンセリングに対して自分の見識を持てる迄には、
あと何年かかるやらです。(汗)
出来ることしかできませんから、
少しずつ今できることをして、
自分なりの高みに上っていきたいなと、
そんなことを感じるのでした。
自分に出来る最高で最上のことを、
この人生では、一瞬でも自分にさせてあげたいですから。
1つの道を目指し、
その道をずっと歩くと決めた以上は。
きっとそれが、誰かの役に立つと信じて。
