いつだって今がベストである。

”今がベストだという枠組みを持つ。”

どんなことが起きていたって、

どんなことで悩んでいたって、

今がそれに対して取り組むベストのタイミングである。

 

そんな枠組みを持つことは大切なことです。

 

ということを先日スーパーバイズ原田先生から教わりました。

 

確かに後悔していたって、

それに思い悩んでいたって、

その後悔を終わらせるタイミングは、

今しかない。

 

苦しくたって、

それを何とかするのは今しかないし、

それがベストだなと感じたのでした。

 

そして、そういう視点を持っていると、

今気づけて良かったよね。

 

もっと後だったらもっと大変なことになっていたよね。

という視点が持てるので、

とても大切な枠組みだなと感じます。

 

恋愛の相談にのる時も、

深みにはまる前でよかったねと、

深みにはまってからだともっと大変だったよねきっと。

とそのような視点を持つ時もありますし、

深みにはまったとしても、

抜け出そうと今思えてよかったねと感じます。

 

というのも、

深みにはまりながらもそう思えたのは、

とてもすごいことですし、

思えなかったらさらに同じような苦しみを、

そしてさらに重い苦しみを背負っていたかもしれません。

 

このように考えると、

気づいて、

自分のテーマに取り組むタイミングは、

いつだって今がベストなのかしれません。

 

例え昔気づいて行動を取らなかったとしても、

そのやり直しが出来るのは、

このタイミングでしかなく、

もっと年老いてからでは遅かったかもしれません。

 

そんな視点を援助者が持てると、

クライアントの今の自分の状態で気づけて良かったですね。

それを修正するチャンスに、

今の自分のリソースをもって取り組む機会に、

今恵まれたのですから、

それを大切にしていきましょうという思いやりをもった視点で関わることが出来ます。

 

こういったいつだって、

今がベストだという視点をもって、

目の前に来る方と接していきたいですね。

 

たとえ相手が後悔していたとしても、

相手が自分を責めていたとしても、

相手が苦しんでいたとしても、

もうダメだと嘆いていたとしても。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。