コツコツした努力は、やがて実る。

それは正しいです。

 

だけど、それをどれ程継続して続けていけるのか。

それは大きなテーマだなと感じます。

 

人間、成果が出ないとすぐにやめてしまいがちです。

 

かくいう僕自身もそうです。

 

筋トレを続けても、

すぐに筋肉がついたりするわけではないのに、

継続してやってつかないと辞めてしまったり。

 

ただ、辞めたらやめたでまた始めればいいのですけどね。

 

そんなことの繰り返しなのだろうと、

そう思うのです。

 

カウンセリングもそうで、

地道にコツコツと、

自分でできることを繰り返しやっていく。

 

1日15分でも観察のトレーニングをしてみたり、

1日10分でも振り返りの時間をもったり、

1日の内ちょっとだけ自分がしたカウンセリングのテープを聞いたり、

こんなちょっとをどれだけ出来るか。

 

こんなちょっとでも、

意識してやっていけば、

力は着実に伸びていくのです。

 

でも、

その力は最初目に見えてきません。

 

それは、植物が芽を出していく過程に似ています。

 

植物は、

いつか芽が出た時に、

倒れないようにしっかりとした幹を伸ばせるように、

虎視眈々と根を地中深くへと広げていきます。

 

でも、僕たちにはその成長は見えません。

僕たちが見えるのは、

芽が出てからです。

 

しかし、

その芽が出るまでの間も、

地中深くに根を張り、

成長しています。

 

それを知っているからこそ、

僕たちは種を植えたら、

毎日水をやるのです。

 

でも、こと自分のことになると、

僕たちはその種を育てようとしません。

 

最初は水をあげても、

すぐにその芽が出ないからといって、

すぐに水をやるのを諦めてしまうのです。

 

そんな時は、

こう考えてみるのが役に立つかもしれません。

 

その芽は、最初根を張る為に下に伸びているんだと。

だから最初は見えなくて当然なんだって。

 

根を張り、新緑の芽が出るまで、

根気強く水をやっていけば、

必ず芽は出ます。

 

信じて毎日水をあげつづけましょう。

 

下に伸ばして、

その身に染み込ませいった分、

上にどんどん伸びていくのです。

 

上に伸びていく時、

誰からも見えるようになり、

光を浴び、

そしてさらに上へ上へと成長し、

誰かの雨宿りになったり、

誰かに新鮮な空気を届けたり、

貢献できるようになっていき、

何より、

芽を出して、

新鮮な空気が吸える喜びを味わえるのです。

 

コツコツ。

トコトコと、

進んでいきましょう。

 

時にボケーっとしながら。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。