カウンセリングを振り返る時、

次の2つの点が重要になります。

 

それは、技術的に振り返って改善できるケースなのか、

それとも感情の波に襲われて、

いつものパフォーマンスが出ていないのか。

 

という2点です。

 

コミュニケーション技術が未熟だっおたり、

知識不足だった場合は、

知識を獲得し、

技術のトレーニングをすれば改善します。

 

もう一方で、

知識も技術はある程度身に付けているのに、

感情の波が襲ってきて、

いつものパフォーマンスが発揮できない時があります。

 

例えば、僕の場合は、

うつ病というだけで、

何だか苦手意識がしていて、

カウンセリングをする前から、

”嫌な感じ”がして、

”無理だなぁ。”なんて感じていしました。

 

そうすると、

その感じに引っ張られて、

上手く対処できないのです。

 

他にも、

こうやって労えばいいというのは、

頭ではわかっているのに、

不満ばかりを繰り返す人を目の前にすると、

何だか労うことに抵抗が出てくることがありました。

 

このように、技術や知識は身についているけれど、

うまくいつも通りの対処が出来ないという時は、

援助側の心の癖として反省し、

改善していくことも大切なのです。

 

技術を磨くだけでは、

ダメな時があるのでした。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。