カウンセリングを振り返る時、
次の2つの点が重要になります。
それは、技術的に振り返って改善できるケースなのか、
それとも感情の波に襲われて、
いつものパフォーマンスが出ていないのか。
という2点です。
コミュニケーション技術が未熟だっおたり、
知識不足だった場合は、
知識を獲得し、
技術のトレーニングをすれば改善します。
もう一方で、
知識も技術はある程度身に付けているのに、
感情の波が襲ってきて、
いつものパフォーマンスが発揮できない時があります。
例えば、僕の場合は、
うつ病というだけで、
何だか苦手意識がしていて、
カウンセリングをする前から、
”嫌な感じ”がして、
”無理だなぁ。”なんて感じていしました。
そうすると、
その感じに引っ張られて、
上手く対処できないのです。
他にも、
こうやって労えばいいというのは、
頭ではわかっているのに、
不満ばかりを繰り返す人を目の前にすると、
何だか労うことに抵抗が出てくることがありました。
このように、技術や知識は身についているけれど、
うまくいつも通りの対処が出来ないという時は、
援助側の心の癖として反省し、
改善していくことも大切なのです。
技術を磨くだけでは、
ダメな時があるのでした。