相手の良い所を見るのは、才能でなく意志。

最近は、ずっとカウンセリングの復習をしています。

逐語録といって、カウンセリングのテープ起こしをしたり、

カウンセリングの録音を聞いたり。

 

カウンセリングのスーパーバイズを受けていると、

よく思うのですが、

カウンセリングが上手な人って、

相手の頑張っている所や長所を見つけるのが抜群に上手いです。

 

そして、物事に対してニュートラルに見れる目を持っています。

 

だからこそ、あ~も言える。

こうも言えるとなって、

物事を柔軟に捉えることが出来ます。

 

僕は、あまり才能がないなと思ってきていて、

良い所や頑張っている所を見るというのは、

才能だと思っていました。

 

何故ならカウンセリングで話を聞いていると、

相手が問題点を多く語りますから、

聞き手側もそれを受けて、

相手の問題点ばかりが目につきがちだからです。

 

でも、良い援助者(僕の中での)は、

その中にある光を見つけます。

 

そして、それを上手に相手が受け取れる形で伝え返します。

 

僕は、それがなかなか出来ないでいました。

 

そんなおり、ネットを見ていた時、

誰かがこんなことを書いていました。

 

「人の良い所を見るという意志を持つこと。」と。

 

人の良い所を見る

”意志”

を持つこと。

 

その言葉を見て、

僕はなぜかこう思ったのでした。

 

「諦めちゃダメなんだ。」

「見ようとすること。そっちの方を絶えず向こうとすることが大事なんだ。」

ってそう思ったのでした。

 

相手の中に希望を見い出すのは、

才能ではなく、

見ようとする”意志”を持つこと。

 

才能は、選べないけど、

意志は、自分で選ぶことが出来ます。

 

だから僕は、

自分の”意志”で、

そっちを見ようと、

少なくとも見ようと思おうと、

そう思ったのでした。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。