傾聴基礎コース

さて、話を聞く時に相手が心を開いてくれない要因は、

本当に僕たち聞き手だけにあるのでしょうか?

 

その答えは「NO」です。

 

当たり前といえば当たり前なのですが、

この点を結構”自分だけ”のせいであると考えることが間々あります。

 

そして、それはカウンセリングや傾聴・コーチングなど

コミュニケーションを学んでいたりすると余計その傾向は強まります。

 

受講生のお話でも

「うまく聞けなかった。」

「心を開いてくれなかった。」

という話は間々聞きますが、

よくよく聞いているとその方はベストを尽くして

相手の話を聞いていることも多くあります。

 

自分を振り返り、もっとできたはずだと考えて、

自らを成長させ、より相手に寄り添おうという姿勢は大切です。

 

でも、

相手が心を閉ざす選択をしていた場合、

気持ちを見せないようにしていた場合、

僕たちは無理やりその扉を開くことはできません。

 

嫌いなものを無理やり相手に食べさせることはできません。

いくら料理が上手くなって、

おいしい料理が作れるようになったとしても、

食べてくれない方は、やはり食べてくれないですし、

食べない権利は、やはり相手にあり、

誰だって食べたくない時があります。

 

ですから僕たちがすべきことは、

全て自分の責任だと背負いこんで、

自分を責めて落ち込む代わりに、

食べたくない人(話したくない人)もいるのだと、

心の中に留めておくことです。

 

そして人には食べたくない時があるように、

人はご飯を食べたくなる時があるのだということも、

心にとどめて、

その時においしい料理が提供できるように、

虎視眈々と料理の腕を磨いていくことなんじゃないかと、

そんなことを感じます。

 

まぁせっかく作った料理を食べてくれなかったり、

まずいと言われるのはショックですけどね。(笑)

 

今日の傾聴基礎コースでは、ほんの少しだけこんな話もさせて頂きました。

傾聴基礎コース、次回は2020年1月18日スタートです。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。