怒っている人の話を聞くのは、ちょっと大変ですよね。
僕はちょっと苦手意識があります。
怒りは、
の記事でも書きましたが、
怒りを抱える人の話を聞く場合は、
原則的には敵にならないことが大切です。
また、怒りを吐き出してもらうということも大切です。
ただ、怒りというのは共感して、
「そうだよな!その上司最悪だよな!」
と一緒に怒ってもらったりすると、
一瞬は落ち着きますが、
結局また怒りが湧いてきてしまいます。
それはなぜかというと、
感情というのは心からのメッセージであり、
そのメッセージを聞かない限り、
結局はまた溜まってきてしまうからです。
ではどうすればいいのでしょうか?
先ほどご紹介した記事と繰り返しになってしまいますが、
外側に怒りを向けた後(共感)は、
今度は心を内側へと向ける必要があるのです。
怒りは、自分が被害にあったと感じた時や、
本当に大切したかった、
して欲しかったという期待が崩れた時に湧いてきます。
ということは、怒りの原動力は、
自分の大切な自分や大切なものを傷つけられたことや、
大切にしたかったことをないがしろにされたと
そう感じているからです。
外に意識を向けている間、
つまり相手に意識を傾けて怒り続けている内は、
その内側にある大切なものに気づきません。
ということは、なぜ自分がそこまでイライラするのか、
怒っているのかに気づいていない状態と言えます。
ただそこに意識を傾けていくには、
まずは怒りを発散(外に出す)しないといけません。
その為、まずは怒りは発散した後、
それほど大切にしたかった自分を感じる為、
心を内側へと向けることが大切なのです。