お話を聴く。
単純でシンプルなこの行為は、
案外に奥深いのです。
よく人は、
「気持ちを聞きたい。」
「どうやったら聞き出せるのか?」
といいますが、
気持ちは自然と出てくるのです。
安心して話せる場さえできれば。
だから最初は、聞くことよりも
そんな場作りや、
関係性を築くことを大切にするのです。
よく人は、
「どうやったら共感できますか?」
と聞きますが、
相手の人生に思いを馳せて聞けば、
自然と「そりゃ~○○(感情)だよね。」
と気持ちがわいてきて、
これまた自然に共感ができるのです。
そして、よく人はこうも言います。
「経験したことのない気持ちはわからないじゃないですか。」と。
たしかにわからないけれど、
ドキュメンタリーTVを見ている時、
全く立場も性別も違うのに、
自然と相手の気持ちに入り込み、
涙したことってあるじゃないですか。
それは、「経験したことがない」ことですよね。
でも、僕たちは思いを馳せる想像力で
自分が経験したことがない体験でも、
気持ちを分かち合うことはできるのです。
僕たちが出来ないと思っていることも、
諦めていることも、
ただその術をしらないだけ、
そんなことが実は多いのです。
昨日の傾聴入門講座で、
「ほめるとねぎらいの違い」
や
「共感と同情」
の違いを質問された時に、
そう感じたのです。
僕たちは知りさえすれば、
そのやり方さえ知れば、
できることは沢山ある。
それは聞くというシンプルな行為も同じです。
聞くことを知り、
身につけていきませんか?
そうすると、
少しずつあなたの回りの世界は、
きっと変わっていきます。
聴くことを始めませんか?
傾聴入門講座は、毎週第2・4(火)19時~20時半
毎週第2(土)10時~11時半です。