居場所を作る

カウンセリングをしていると、

今までの苦しい体験から、

どうしても自分の本音を喋れなかったり、

安心できる人間関係を築けなかったり、

といったように日常生活において、

安心して過ごせる環境がない場合があります。

そういった場合は、援助者との関係で

安心できる場所や、関係をまずは作る

ということが大切になってきます。

つまり「日常のストレスから離れられる場」です。

それは例えば我慢しなくてもいい場所であり、

本音を話してもきちんと受け止めてくれる場であり、

落ち着く場です。

話を聴くことも大切ですが、

そういった場を作ること。

これもまずは大切ですし、

とても大切な援助になります。
話を聴くときに、

「この場は、目の前の人にとってそんな場になっているのだろうか?」

そんな視点もとっても大切です。

聴くことが難しい場合は、
そんな場づくりから取り組んでもいいのではないでしょうか。
・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。