『話を聞く基本のキ。』
話を聞く土台として、
ペーシングのスキルがあります。
ペーシングというのは、
呼吸や声のトーンなどの非言語を相手に合わせてみることです。
初対面の場合やコミュニケーションのしはじめというのは、
緊張するものですし、
ちょっと警戒心を持っていることが多いですよね。
そこで、このペーシングというスキルが
大切になってくるのです。
聞き手が相手に合わせることで、
相手はいつもの状態で話をすることができますよね。
すると、話し手はいつもの自分の状態に近い状態で話ができて、
楽に話をすることができるのです。
そして、警戒心が下がってくると、
安心して話をしてくれますから、
本音をはやしてくれ易くもなります。
さて、では次の段階はというと、
相手に安心して話をしてもらった後は、
相手の「感情+価値観+事情」の3つを把握することになります。
「感情」というのは、怒りとか悲しみとかそのままの意味です。
そして、「価値観」に関しては大切にしているものです。
ここまでは前回にお伝えをしましたよね。
そして、最後は「事情」です。
「事情」とは、これこれこういう理由があった。
といったことですね。経緯であったりもしますね。
つまりこれこれこういう「事情」で、
○○という価値観を大切に出来なかった(or したかった)。
だからこそ△△という感情が沸き上がってきた。
ということを理解するということです。
そうすると、あ~そりゃ~△△という気持ちも湧いてくるよね。
と相手の気持ちを受け止める事が出来ます。
お話を聴く時は、
事情/感情/価値観
の3つを把握するようにしてみて下さいね。
