話を聞く基本のキ。

『話を聞く基本のキ。』

話を聞く土台として、

ペーシングのスキルがあります。

ペーシングというのは、

呼吸や声のトーンなどの非言語を相手に合わせてみることです。

初対面の場合やコミュニケーションのしはじめというのは、

緊張するものですし、

ちょっと警戒心を持っていることが多いですよね。

そこで、このペーシングというスキルが

大切になってくるのです。

聞き手が相手に合わせることで、

相手はいつもの状態で話をすることができますよね。

すると、話し手はいつもの自分の状態に近い状態で話ができて、

楽に話をすることができるのです。

そして、警戒心が下がってくると、

安心して話をしてくれますから、

本音をはやしてくれ易くもなります。

さて、では次の段階はというと、

相手に安心して話をしてもらった後は、

相手の「感情+価値観+事情」の3つを把握することになります。

「感情」というのは、怒りとか悲しみとかそのままの意味です。

そして、「価値観」に関しては大切にしているものです。

ここまでは前回にお伝えをしましたよね。

そして、最後は「事情」です。

「事情」とは、これこれこういう理由があった。

といったことですね。経緯であったりもしますね。

つまりこれこれこういう「事情」で、

○○という価値観を大切に出来なかった(or したかった)。

だからこそ△△という感情が沸き上がってきた。

ということを理解するということです。

そうすると、あ~そりゃ~△△という気持ちも湧いてくるよね。

と相手の気持ちを受け止める事が出来ます。

お話を聴く時は、

事情/感情/価値観

の3つを把握するようにしてみて下さいね。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。