メルマガ「聞く力・心に効く力を育む技術」vo.47
こんにちは！野川です
先日は久しぶりにセミナーを受けてきました。
コミュニケーション心理学マスターという名前がついた、
セミナーですが、何というかもう
色々とその枠を超えているセミナーで、
セッションをしてビデオをとって、
ひたすらフィードバックをしてもらう。
そんな時間でした。
ほんのちょっぴり凹みました。
自分がまだ入り口にも立っていないと思い知らせて、
ちょっと傷心です。(笑)
今日は、そんなセミナーの一部をシェアです。
─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━
『全ての言動や行動は当たり前ではない。』
これは、セミナーに出てみて最終的に、
「ココ」だなと思った事です。
「全てが当たり前」に思えると、
話しも当たり前だと思って聞いてしまう。
例えば、こんなシーンがありました。
「会社を辞めてカウンセラーになりたいんです。」
そんな方がいて、
「もっと一人ひとりとジックリと関わりたい。」
だからこそ、カウンセラーになりたい。
とお話をなさっていました。
そんな面接の開始１分位のシーンを見た時に、
そのカウンセラーはこういいました。
「目の前の人のテーマは簡単ですね？」
と。
あなたは、わかりましたか？
僕は正直、「ほぇ…？(;’∀’)」でした。
でも、その後の言葉を聞いて妙に納得しました。
その先生はこう言いました。
私だったらこのシーンで、
「まさか自分を責めちゃってないよね？」
って聞くかなって。
一人ひとりとジックリと関わりたい。
そんな言葉をそりゃそうだよね。
つて捉えていた僕は大事なことに
全くもってお恥ずかしい話気づきませんでした。
それは、
会社を辞めて、一人ひとりとジックリと関わりたい。
と思うことは普通じゃないってこと、
そう思うことって当たり前じゃないってことにまったく気づきませんでした。
一人ひとりとじっくりと関わりたいと思うことは、
そこの職場という環境のせいかもしれないし、
自分自身の未熟さのせいかもしれない、
いずれにしても、
もしかしたら大事にできなかった経験があったから、
だからこそ出る言葉かもしれない。
その先生はきっとそう考えたそうです。
そして、目の前の人はもしそうだった場合、
きっと環境を責めずに、
自分を責める。
だからこそカウンセラーになりたいといったんじゃないか。
って。
きっとそう考えたそうです。
だから、
「自分を責めちゃいないよね？」
って切り込んだのです。
そして、答えはYESでした。
その人のテーマは、自分自身を責め過ぎちゃうこと。
ではなくて、
そんな「自分」との上手な付き合い方を学ぶこと。
だというのです。
しかも、これをいきなり言ったのは、
ビデオを流し始めてほんとに開始１分ほどの時です。
まだ全然話聞いてないのに…。
でも、この例に集約される気がします。
僕たちは当たり前だと思って、
自分のフィルターで物事を聞いて、
自分たちの尺度で話を聴きます。
すると、いろんなことを聞き逃します。
あ～書いていて耳が痛い。(^^;
相手が語る言葉は当たり前じゃない。
当たり前じゃなくて、
こう捉えてみるんだよ。
ってその先生はこう言いました。
「どんな人生が目の前の人に
あんなことを言わせるのかを感じること。」
「簡単ですね？」
って。
「どんな人生を生きてきたら、
その言葉を言うことができるのだろう？」
それを考えるのではなく、
瞬間瞬間で移り変わる目の前の人の今を、
感じながら話を聴くこと。
それが大切なのだとそう教わりました。
僕たちはついつい自分の枠組みで考えて、
自分なりの当たり前で話を聴くけれど、
当たり前なんてないんだと、
そう感じもした一日でした。
——————————————–
今日もお読みいただいてありがとうございました。
ちなみに僕がクライアント役をやった時、
その先生に、開始５秒で、
「この人のテーマは簡単ですね！」
とまたいわれ、自分でもまったくわからなかったのですが、
ある言葉を取り上げられて、こういわれました。
「人を尊重しすぎる。」
というテーマを持っていますねと。(笑)
（ちなみに取り上げられた言葉は教えません。）
まぁ、当たっているっちゃあったっているので、
なんとも言えず…。
そして、
「自分と同じように相手もしてほしい。」
そんな気持ちを強く持っていると辛いですね。
「ある種の病気ですね。病気。(笑)」
と笑っていわれましたとさ。(^-^)
まぁ、これも病気っちゃ病気ですね。(笑)
メルマガの登録は以下のフォームよりお願いします。
