「目を見て話を聞けない。」目線

「なんか相手の目を見ると緊張しちゃって。」

という人って結構多くいます。

 

僕が今講師をしている傾聴講座でも、

そういう人が結構います。

 

そこで、そんな方にはよくこんなことを聞きます。

「相手のどの辺りを見て、普段話を聞いていますか?」って。

すると、大体こんな答えが返ってきます。

「ん~顔の辺りですね。」って。

 

大体胸の辺りから、顔全体という方がほとんどですね。

カウンセラーは目を見ていない。

でも、僕たちカウンセラーはあんまり相手の”目”を見ません。(^^;

あ、でも逸らしているわけでもありませんよ。

じゃ、どこを見ているのかというと”全体”です。

 

あんまり一カ所を見ていることはありません。

 

でも、全体を見ってどうするの?っていう話しになるのですが、

周辺視野を使います。

車を運転される方は分かると思いますが、

車を運転する時って、一カ所を見ていたら事故になりますから、

まっすぐ前を見ていますが、何となく視界にサイドミラーが入ったり、

全体を見ていますよね。

 

その目の使い方が周辺視野です。

 

ピンと1点に合わせるのではなく、

なんとなく周りをぼんやりとみる感じです。

話を聞く時も、そのように相手の目をいうよりも、

ピントは相手の目のさらに奥に合っていますから、

相手の目を通してさらに奥を見ている。

といった感じです。

 

なので、目を見ているという感じがあんまりしません。

相手からしたら、目を見てくれていると思いますが、

実はピントは目に合っていません。(^^;

 

なぜこんな目の使い方をするかというと、

人の気持ちって体全体にでますから、

一カ所を見ていると見逃してしまうので、

全体をぼやっとでも見ていれば、

何となく動いたところに気づきますから、

気づいて気になるところがあったら、

そこにピンとを合わせてみる。

といったような目の使い方をしています。

それもこれも、気持ちを見逃がさないようにしている為です。

そうはいっても、なかなかそんなん難しいよ。(^^;

っていう方もいますので、簡単な方方法をご紹介。

眉間を見て話を聞く。

相手の目を見て話を聞くと緊張しちゃいますから、

目を見つめずに、目と目の間である眉間を見ましょう。

眉間を見ても、意外とより目になりませんから、

お友だち同士で試してみてください。

 

眉間を見て話しても、目を見て話してくれている。

って感じるはずですよ。

 

眉間が難しい、なんだか違和感があるって方は、

目の少し下、頬っぺた少し上くらいを見ても、

相手の目をピントは合いますから試してみてくださいね。

 

いずれの方法も、自分としては目を合わせている感じがしない為、

だいぶ楽になるハズですよ。

是非試してみてくださいね。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。