「あんなに頑張ったのに試験に落ちちゃった。」
って、目の前で悔しそうに語る相手に、
「大丈夫!次があるから!」なんてことを言うのって時に残酷。
だって、一生懸命頑張ってきたんだから。
だから、前を向くのは後でいいじゃない。
今は、前を向くより悔しがらせてあげよう。
なんでも前を向けばいい事なんてない。
悔しいもんは悔しい。
悲しいもんは悲しい。
イラッとすることはイラッとするんだ。
だから、
「悲しんでないで、きっと振り返った時にいい思い出になるよ。」
って言わないで、
「そんだけ頑張ったんだから、悲しいよね…。」
って、悲しみに寄り添ってあげよう。
「そんなこと言われたら、誰だってイラッとするよ!てか何なのそいつ!」
って、一緒に怒ってあげよう。
なんでも前を向けばいい事なんてない。
だから前を向かずに、
悔しがった分だけ、力が湧いてくるんだ。
だから前を向かずに、
悲しんだ分だけ、人にも優しくなれるし、
周りの人の優しにも気づけるんだ。
だから前を向かずに、
怒った分だけ、怒りが発散出来て、
スッキリした気持ちで前を向けるんだ。
(でも、怒りは人に向けちゃいけないんだよ。だって、傷つけちゃうから。)
だから、人は前を向かなかった分だけ成長するんだって、
そう思うんだ。
でも、僕たちは話を聞く時に、
ついつい前向きに持って行こうとする。
でも、それって時に残酷なんだな。