相手が不安な時に、
「どう声をかけたら良いだろう…。」
そんなことを思ったことはありませんか?
「もしかしたら、自分だけかもしれない。」
「私っておかしいのかな?」
「私って弱いのかな?」
日々生活していると、
そんな思いが頭をもたげる時があります。
もし、相手がそんな不安を抱えている時、
ある言葉をかけることができたら、
相手は一人じゃないって、
自分だけじゃないんだと感じて、きっとほっとします。
この私だけかもという不安は、
ポツンと一人、
自分だけがそのように感じているのかもしれない。
私の考えは、感じ方は、行動は、
世間一般の人と違くて、おかしいのかもしれない。
そんな不安です。
あなたもきっとあると思います。
「こんな風にたかだか失恋で、悲しむなんて、おかしいのかな。」
「そんな些細なことでイライラして、でもどうしてもそんなことすら許せない私はダメなのかな。」
「みんなが笑うところで笑えない。何が面白いのかわからない。私っておかしいのかな?」
そんなような不安です。
この自分だけかもという不安は、疎外感をもたらし、
世間一般から外れてしまったような気持ちにさせます。
多くの人は、いわゆる「普通」に過ごしたいですから、
その普通の基準とのズレを感じ、疎外感を感じるのです。
では、この疎外感を無くすにはどのようにしたら良いでしょう?
疎外感を無くすには「繋がり」を感じてもらうこと。
「つながり」を取り戻してもらうことです。
そのために「一般化」という技術を使います。
「一般化」とは、あなただけではないですよ。
多くの人があなたと同じように思っていますよ。
というように、あなた個人だけじゃなくて、
一般の人も感じていますよ。と伝えることです。
先の例で説明すると、
「たかだか失恋と言う多くの人は、それほど大きな恋をしてきた人です。そんな方の多くはあなたと同じくらい悲しんでいますよ。だから悲しくてもいいんですよ。」
「確かに、些細なことですが、そんなことをされたら、イライラしない人なんていませんよ!」
というように、あなただけが感じているんじゃないんですよ。
と伝えることで、一人じゃないんですよ。
だから大丈夫ですよ。と伝えることを一般化と言います。
さらに一般化を効果的に用いるには、
失恋の例だと、先のようにだから悲しくてもいいんですよ。
と伝えた後に
「そうやって悲しんで“多く“の人が失恋を乗り越えていっています。だからあなたも乗り越えられますよ。」
というように、“多くの人“がそう感じ、
“多くの人“が乗り越えてきたと、
その先も一般化して提示できると、希望が生まれますね。
どうせ聞いて一般化をするなら、相手に光を持ってもらうように、
関わり、話が聞けたらいいですね。
相手に希望を持って、力を取り戻してもらう為にも、
聞く力は大切です。
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