長所に気づくような言葉がけ。
僕たちは、お話を聴く時によく相手を褒めたりしますよね。
それは、相手の能力や長所に対する言葉だったりするわけです。
そして、お話を聴く時に、相手が自分の長所や能力に目が行くように、
そんな言葉がけって結構大切なのです。
例えば、僕は正直に話をしてくれる人に対しては、
「正直な人ですね。」とよく言いますが、
これは、「正直」という相手の内にある長所に言葉を掛けているわけです。
ただ、もうちょっとうまい言葉がけにするのならば、
「素直に伝えるという、正直さを大切にしているんですね。」
と言った方が、より相手が自分の長所へと意識が向きやすい可能性が高いのです。
正気な人というのは、その人全体に対する評価。
正直さを大切にしているというのは、所有のイメージを持ちますから、
その人が持っているもの。
という形で伝わりやすいので、
「~な人ですね。」というよりも、
「~を持っている人ですね。」とか、
「~を大切にしている人ですね。」と言った方が、
長所へとより目がいく可能性が高いのです。
例えばこんなように…。
「ユーモアがある人ですね。」
↓
「ユーモアを大切にしている方ですね。」
「慎重な人ですね。」
↓
「慎重さをお持ちですね。」
「自由な人ですね。」
↓
「自由な心をお持ちですね。」
といったように、ちょっと言葉を変えるだけでも、
だいぶ印象が違いますよね。
言葉には、記憶や体験、五感が紐づいていますから、
ちょっとした言葉がけでも、だいぶ受け取る側としては、
印象が違うものです。
伝え方をちょっと工夫して、相手の長所に言葉をかけてみて下さいね。
