個別の事情を汲んだ言葉がけは、

とても大切です。

 

よく僕たちは、

個別の事情を汲まずに、

相手を責めるような言い方をする時があります。

 

例えば何か思わしくない出来事があると、

「なぜそんなことをしたの?」

と僕たちは聞きますが、

この質問は、

シンプルに相手がどういった理由から

そのようなことをしたのか?

 

というところを聞きたい気持ちから出る質問ですが、

相手からしたら責められている印象を

持ってしまうことがあります。

 

ですからあまりいい質問ではないのです。

 

その為、その質問のかわりに

次のような相手の事情を汲んだ質問が大切になります。

「あなたのことだから、そういったことになったのにはよほどのことがあったんでしょう。」

「あなたがそれをしたのには、何かそれなりの理由があったんでしょう。」

 

このように相手の事情を汲みながらお話を聞いていき、

何が起こったのかを聞いていく。

 

そんな聞き方の方がうまくいく場合が多いですし、

相手も自分を責めているわけじゃないんだと、

そう分かってくれるのです。

・JCA カウンセリング・傾聴スクール 講師 
・カウンセリングルームこころ音 カウンセラー
元引きこもりのカウンセラー。現在は講師として、毎週(土)講義を行う。
都内のクリニックでカウンセリングも行っている。