頑張るということは、大切です。
でも頑張り過ぎてダウンしてしまう方もいます。
うつ病の方のカウンセリングをしていると、
頑張りすぎてしまい、
ダウンして休む方が多いのです。
そして、そういった方は頑張らなくていいと言わると、
今までの頑張りが否定されたような気がする方もいます。
(勿論、もう頑張らなくていいんだと安らぐ方もいます。)
それはなぜかというと、
頑張っている私というものがセルフイメージになっているからであり、
それが自分らしさと繋がっているからです。
ですから頑張らなくていいと言われると、
その自分らしさが否定されたような気持ちにもなるのです。
ではどうすればいいのか?というと、
その頑張りを別の方向へと活かせるように、
言葉を掛けていくのです。
頑張ることは大切ですよね。
これまで沢山頑張ってこられましたもんね。
ただ、今回限界まで頑張れて、
限界を迎えて期せずして倒れて休むことになってしまいましたね。
限界を迎えて倒れて休むと、
また復帰した時に大変ですから、
これから限界までやって倒れて休むのではなく、
頑張って休むタイミングを見つけていく、
頑張って休んでいく時間を作っていくことを、
今まで以上に遥かに頑張る必要があります。
そうすれば、自分を健全に休ませつつ、
頑張り続けることが出来ますし、
肝心な所や大切な場面でより頑張れるようになってきます。
だからこそ、その為にも今はその時間を見つけることを一緒に頑張っていきましょう。
大丈夫です。
それほどまでに頑張れる方ですからね。
といったような言葉がけが響く場合があります。
自分らしさを別の方向へと向けていく。
その人らしさをそのままに、
ちょっとだけ方向を変えていく。
そんな言葉がけの形を、
僕は先生から沢山学んできました。
皆さんも相手の長所を生かしつつ、
言葉を掛けていく視点を是非身に付けてくださいね。
勿論、その道は簡単ではありません。
僕自身もまだまだですが、取り組むだけの価値がある道です。
研磨を共に続けていきましょう。