ども!講師の野川です。
昨日は横浜実践心理学教室でした。
講義テーマは「知る、聞く、カウンセリング」という、
カウンセリング入門講座でした。
昨日は少人数での開催(^-^)
少人数ですが、僕はこの人数位がちょうどいいな~と個人的には思ってるので、
いい感じの人数で濃い内容となりました。
少人数の方が目が届きますし、一人ひとりとコミュニケーションが取れますしね!
さてさて、内容はというとカウンセリングでは、
言語的コミュニケーションと、
非言語的コミュニケーションの二つのコミュニケーションがあります。
そして、特に非言語的コミュニケーションが大切になってくるんですよ。
人の気持ちは言語(言葉の内容)的な部分にも表れますが、
それよりも非言語(表情、姿勢、しぐさ、声のトーンなど)に表れますから、
それをキャッチすること、そしてフィードバックをしていくこと。
これってとっても大切なんですよ~。
なんてお話をさせて頂きました。
さらにさらに、カウンセリングで行う明確化の技術をちょっと練習してもらいました。
明確化とは、相手が話すことばを具体的にしていくことであり、
はっきりとさせていくことです。
悩みを話す人は、一言で自分の悩みを表現したり、
結構端的に話す人もいます。
例えばこんなように。
「最近、やる気が起きなく、気分も沈みやすいんです。」
といった感じです。
これだと、いまいちよくわからないですよね。
「確かにやる気が起きないんだろう、気分も沈みやすいんだろう。」
という事くらいは理解できますが、
「では、どんな時にやる気が起きないの?」
「何に対するやる気が起きないの?」
「気分が沈むというと、具体的にどういうこと?例えば、自分を責めてしまうってこと?ちょっとしたことで、はぁ、ってため息がつくようになること?いろんなことに面白みを感じないってこと?」
と、いろんなことが不明確なので、その言葉を彫刻のように、
言葉の周りをけずり、相手が言うことばをハッキリさせていくこと。
これを”明確化”といいます。
明確化によって聞く側は相手がいう言葉をより明確に理解できます。
するとコミュニケーションのズレが少なくなります。
また、明確化していく過程で、その時の気持ちが具体的になってくる。
なんてことも起きてきます。
そして何よりも大切なのは、明確化をするということは、
一旦自分の理解を脇に置かないと出来ないということ。
相手にとってのやる気が出ないということと、
あなたにとってのやる気が出ないことというのは違いますからね。
ついつい僕たちは自分のフィルターを通して相手を見てしまいますから、
それを防ぎ、相手目線で理解する為にも大切な技術です。
さて、次回の実践心理学教室は、11/12(土)13:45~15:45
「だからオウム返さない傾聴講座」です!是非お越しくださいね。
