初めて相談にのった時、「聴くのは技術」だと思っていました。
「如何にうまく聴くか、どのような技術を身につけるか。」
それが大切だと思っていました。
いろんな講座にでて、色んなセミナーに出て、いろんなカウンセリングを受けて、
「まだまだ…」と勉強して、技術を学んでも一向に聴くのがうまくなりませんでした。
そして、ある時に大切なことを見失ってることに気づきました。
それは、聴く技術をいくら学んでも、それはただの技術であって、
人が聴いてほしいのは、出来事ではなく問題ではなく、
”気持ち(感情)”なんだということです。
そして、この気持ちはいくら技術を学んでもついてこないということです。
この気持ちを理解するには、技術よりも大切なことがあります。
それは、相手が僕とあなたのように人だと理解することです。
先生がこんなことをいっていました。
「目の前にいるのは問題ではなく、人です。」
そう、僕とあなたと同じ気持ちをもった人なのです。
そして、如何に目の前の僕とあなと同じように人生を歩んできた人に意識を向けられるか。
どんな道を経て、どんな痛みや喜びを味わってきたのか。
つまり、どんな気持ちを抱えてやってきてくれたのかを、
共に感じ、理解しようとすること、
その奥にある意志や、やさしさや、ぬくもりとコミュニケーションを取ること。
それこそが大切なのだと気づきました。
技術を頭でいくら学んでも、共に感情を感じることはできません。
技術をいくら学ぼうとも、聞く力は身に付きません。
聞く力は、問題ではない目の前の人と、如何に関わり、
どんな時間を”一緒に”過ごしていくのかを二人で創り上げていくことで、
身についていきます。
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