僕たちは、僕たちなりに、僕たちのペースで生きている。
受講生も受講生なりに、受講生のペースで生きいらっしゃって、
まったくお会いしたことがなかったのにも関わらず、
人生で交差する瞬間があって、
そんな折、今回は偶然にも学びに来てくれました。
それはそれはありがたいことで、
目の前の来てくれた人の為に何ができるのかな?
なんてことを考える。
そんな日の今日の授業のテーマは、
「非言語コミュニケーション」。
僕は講義の中で、
受講生のその学ぼうとする目や、
褒められて照れるその表情や、
来所する相談者のことを真剣に考えているからこそでるその表情や、
少しできているような実感得られたかもしれないその喜びの姿や、
少しずつ成長を実感しているかのようなかすかに芽生え始めた、
自分への期待を感じるその姿を講義の中で見つける。
僕たちのこの日々は、
ふと気づけば気持ちに溢れている。
でも僕たちは、日々自分のことでいっぱいっぱいで、
人のことを考える心の隙間を持つことが出来ない。
だから気づかないのだ。
でも僕たちは、気づこうとその意識を自分から相手へと向けたその瞬間から、
誰かの気持ちに気づくことが出来る。
心の向きをちょっとだけ自分から相手へと切り替える。
ただそれだけで、世界はちょっとずつ変わって見えるのだ。
ただ、僕たちはそのやり方を知らない。
ただ、それだけのことなのだ。
だからひとたびそのやり方を身につけて、
練習していけば、受講生がそうだったように、
多くのことに気づけるようになる。
そんな瞬間が訪れますように。
そんな気持ちをもってやっぱり講義をしていこうと、
そんなことを取り留めもなく感じるのでした。
次回の傾聴基礎コースは、9/7㈯スタート。